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北朝鮮が建造を続けてきたとされる新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射可能な潜水艦に関して、韓国メディアによると軍関係者の話として8月までに完成したという情報が入っていると報じられています。(写真は参考資料)

韓国メディアSBSのによると、今年南北首脳会談や米朝首脳会談が行われ建造までの帰還も延期されていたと考えられていた北朝鮮の新型弾道ミサイル潜水艦に関して既に完成していたと報じています。

[취재파일] 北 신형 SLBM 잠수함 건조…南 3000톤급 잠수함은?

これは米韓の軍事当局だけではなく民間の軍事専門誌を扱う団体も商業衛星を通じて確認しているとしており、その上で軍関係者によると新型の潜水艦は7月末から8月はじめにも建造を終えたと話しているといます。

確認されていたのは去年10月に日本海に面する鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)造船所で建造していた潜水艦と考えられ、人工衛星写真からは推定で排水量が約2000トンで北朝鮮が建造したものでは最大サイズのものといわれていました。

現在北朝鮮では弾道ミサイル発射管を1基備えた「鯨(コレ)級」(新浦B級。潜水時排水量約1700トン)1隻あり、この鯨級は実戦配備はされていないと言われているものの潜水艦発射弾道ミサイル『北極星1号(射程2500km)』を1基搭載可能と言われています。

▼鯨級による北極星1号


今回建造されたのは「新浦C級」などと呼ばれており、北極星1号を改良した北極星3号を3基搭載可能とされています。北極星3号については今現在発射試験は実施されていないものの射程や弾頭重量が増加していると考えられています。