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大量の荷物を乗せ地球規模で行き交っているのは大小様々な貨物や輸送船です。これらの船が私達の社会を支えているといっても過言ではないのですが、近年のエコブームもあるのか船に回転するローターを搭載し燃費を向上させるという方法が報じられています。

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NextBigFuture.comによると、フィンランドの首都ヘルシンキに本社を置くNorsepowerは海運企業A.P. モラー・マースク及びShell Shipping&Maritime、イギリスのエネルギー研究機関ETIと共同で同社が開発したNorsepower Rotor Sailsという2本のローターセイルをタンカーに搭載したとしています。

Rotor sails are cylindrical mechanical sails that spin which can reduce shipping fuel use by 7-10% – NextBigFuture.com

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Norsepowerが開発したローターセイルは高さ30m、直径5mの筒状のもので単純にクルクルと回転させるだけというものです。これは大気中で筒状のものを回転させると一様流に対して垂直方向の力(揚力)がはたらく現象、いわゆるマグナス効果が発生します。これにより船の航行を補助しようというのが今回の装置になります。



同社によるとタンカーやコンテナ船などの貨物船ではローターセイルを搭載することで消費燃料とそれに伴う二酸化炭素などのガスの排出を7~10%ほど削減することを目指すとしています。(燃費は海域に吹く風により異なり平均6%、最大で20%程度としている)

一方でローターセイルを搭載することでデメリットもでてきます。例えば既存の船にローターセイルを設置した場合、貴重な貨物スペースが一定量失われる点です。もちろんローターセイルも重量があるので運べる荷物の量はローターセイルが搭載していない船に比べて少なくなることも考えられます。他には導入コストやメンテナンス費用などもかかってくるため、実際に船に搭載しコストパフォーマンを含めた本格的な研究が進められるものと考えられます。

2017年にはマグナス効果で空を飛ぶ機体を作ったロシア人が登場しています。
ロシア人「マグナス効果で飛んでみた」 : ZAPZAP!
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