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イギリスのリアクション・エンジンズが開発しているのは単体のエンジンでこれまで不可能だった水平離陸からの極超音速飛行、さらに宇宙に行き来きを可能とするエンジン開発です。これはセイバーと呼ばれているのですが、このエンジンに関して新しい仕様の開発が進んでいると報じられています。

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近年アメリカを中心に極超音速旅客機の開発が進められているのですが、一方でその速度を出すためのエンジンの開発はいったいどうなっているのでしょうか。
このエンジンはイギリスのリアクション・エンジンズが開発しているもので、通常のジェットエンジンのように機体に搭載し、従来のジェットエンジンでは到底不可能だったマッハ5以上の速度を高い効率で出すことができるというものです。

このエンジンは『セイバー』と呼ばれており、大気中の酸素と機内に搭載した液体水素を燃焼させるもので、従来この手の飛翔体や機体では難しかった0km~マッハ5以上の速度を単体のエンジンで実現可能にしています。

セイバーエンジンについては数年前に発表されておりコンセプトとしてエンジンの構造を示す模型なども展示されていたことがあるのですが、最近新しいタイプの革新的な冷却システムを採用したエンジンが開発されているらしく2025年に実現可能だと内容が報じられています。

Reaction Pre-cooled Engines could deliver reusable hypersonic planes by 2025 – NextBigFuture.com

▼従来のセイバーエンジン
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▼新しく開発が進んでいるセイバーエンジン
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セイバーエンジン_3
こちらがセイバーエンジンに搭載されるプリクーラー。

この画期的なエンジンは大気圏内を高速で飛行するだけではありません。燃焼に必要な液体酸素を機内搭載することで宇宙空間に到達することも可能です。これにより現在のロケットを使用した打ち上げよりも大幅な打ち上げコスト削減が見込まれています。ちなみに旧モデルでの最大飛行速度はマッハ27.8などとされていました。
セイバーエンジンはこのように単体のエンジンで航空機のように滑走路から飛び立ち人工衛星を軌道に投入し帰還することができるという、真のスペースプレーンのエンジンとしても運用することができるようになっています。

▼セイバーエンジンを搭載したスカイロン
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リアクション・エンジンズは2013年時点でイギリス政府が出資しており、2015年11月にはイギリスの軍事大手のBAEシステムズから2000万ポンド(約37億円)の資金提供と技術移転の契約。2018年4月にはロールスロイスとボーイングから2650万ポンド(約40億円)の資金を調達したと発表しています。

同社は2020年にもセイバーエンジンのコア試験に向けて順調に開発を進めているとしています。
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