長征6号X

世界で初めて垂直に打ち上げられるロケットの回収、再打ち上げを行ったスペースX。先日中国で開催された国際産業フェアで再使用型ロケットが発表されたものの、そのデザインはスペースXのファルコン9ロケットとほぼ同じだったことが明らかになりました。

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中国上海。今月19日開催されたのは米国、ドイツ、フランス、その他の27個の国と地域から2631社が出展している第20回中国国際産業フェアです。実はこの場で中国航天科技集団公司第8研究所(上海航天技術研究院)が研究している再使用ロケット『長征6号X』のスケールモデルが展示されたものの、デザインがスペースXのものと変わらないというものになっていたそうです。

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Photo:新浪网
こちら再使用型ロケット長征6号Xのスケールモデルです。初めて展示されたのではないかと考えられるのですが、ロケットの大半を占める第1段部分がスペースXの第1段とほぼ同じです。

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こちらがスペースXが開発したファルコン9ロケットの第1段目(CG)です。このようにロケットの下側には4つの着陸脚、上部には姿勢制御用のグリッドフィンと呼ばれる4枚の翼が搭載されています。同様の構造が長征6号Xでも確認できます。

長征6号Xの第1段目の見た目についてはほぼパクリと判断しても間違いないのですが、現在開発されているロケットについて垂直に回収する方法では構造は異なるものの『着陸脚』と『姿勢制御翼』の2つが搭載されている傾向があります。

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こちらはブルー・オリジンが開発してるニュー・グレン。着陸脚と姿勢制御翼が搭載されています。

長征6号
今回展示された長征6号Xは、長征6号の派生型で基本的な構造は長征6号に着陸脚と姿勢制御翼を搭載したものになっていると考えられます。長征6号は日本でいうところのイプシロンロケットのような小型ロケットで全長は約29m、直径約3.35m、地球低軌道に1トンを打ち上げる能力があります。長征6号は2015年9月に打ち上げられたばかりの新しいロケットで打ち上げ回数は2回で何れも成功しています。

長征6号XはスペースXのファルコン9とそっくりと紹介したものの、第1段目はスペースXは9基のエンジンを使い打ち上げから帰還を行っているのに対して長征6号はYF-100というエンジンを1基構成となっており、1基エンジンを制御し地上への帰還を実施するものと考えられます。
プレスリリースによるとロケットを再使用することで打ち上げコストを30%削減できるとしており、2021年頃の初打ち上げを目指すとしています。
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