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ラドンを放出するベッドが販売されていたとして社会問題にもなった韓国。騒動から4ヶ月が経とうとしていますが、実はベッドに留まらず様々な日用品にモナザイトが含まれたものが出回っている実態が明らかになりました。

ベッド(マットレス)に放射性物質であるラドンを放出するモナザイトを使った製品が確認された騒動以降、韓国内ではマットレス以外も放射性物質が検出されたとして市民団体が発表していました。

양말·페인트 등…생활용품에도 라돈 뿜는 모나자이트 함유

韓国メディアSBSによると、原子力安全委員会は同じくモナザイトを使用した製品を販売していた66社に対して調査を行った結果として、塗料・タイル・電球ソケット・靴下・ブレスレット・電気毛布の繊維など身の回り日用品でモナザイトが使用されていたことがわかったと報じられています。


記事によると原子力安全委員会はこれら製品に関して海外に輸出されていたカーペットを除き放射線被曝量は基準値内の年間1mSvを下回ったとして製品名は公開されていないとのことです。 

その上で、このようなモナザイトを使用した製品は『遠赤外線』や『ゲルマニウム』などの文言を用いて、あくまで記事の表現として「科学的検証もされていないまま健康に役立つ効果を謳った広告が用いられていた製品を含む」としています。

ラドンはアルファ線を放出する放射性ガスで花こう岩などの岩盤や土壌、地下水などから大気中に放出される自然起源の放射性物質です。一方でWHO 屋内ラドンハンドブック 公衆衛生的大局観 国際保健機関によるとラドンは喫煙に次いで2番目の肺がんの原因としてます。