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今回登場するのは食べ物が同じ空間にあっただけでも症状を出してしまうという人です。そんな人が旅客機に乗ろうとしたところ機内提供される飲み物が原因で航空会社と問題が発生していたと報じられています。

軽いアレルギーから食べたら命の非常に晒されるほど重いアレルギーを持っている方は皆さんの身の回りにもいらっしゃると思いますが、今回の問題になったクロエさんは自身の重度のイチゴアレルギーで旅客機の搭乗を一時断られるという問題が発生していたと報じられています。

Thomas Cook steward 'tried to kick teen off plane because her strawberry allergy meant they couldn't serve Magners Cider' - Mirror Online

記事を要訳、重度のアレルギーを持つイギリス人のクロエさん(19歳)とその恋人マシューさんは海外旅行をするためイギリスの航空会社トーマス・クックを利用しギリシャ観光を行ったそうです。行きの便では特に問題は無かったもののギリシャから本国に帰国する時に同じトーマス・クックの旅客機に搭乗しようとしていたところ問題が発生しました。

▼トーマス・クックの旅客機(参考資料)
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クロエさんらはトーマス・クック側に重度のアレルギーがあり空間にイチゴの匂いがあるだけでも危険なレベル症状を陥ると搭乗前にキャビンアテンダント側に伝え、イチゴを含むサイダーやワインを提供しないということの同意は得ていたそうです。
しかし、この機のキャビンアテンダントの統括責任者(チーフパーサー)は「あなたのアレルギーが原因で他のお客様に対し飲み物を制限するというのは迷惑」「エピペンをもっているのであれば問題ないのではないか」「他の方法で帰国する方法もある」という趣旨の対応を取られたといいます。

このことを受けクロエさんらの抗議したことや、他のキャビンアテンダンがチーフパーサーをなだなめたことでイチゴの飲み物は提供しないということで渋々納得していたといいます。その後チーフパーサーは全乗客に対し「イチゴを含む飲み物は提供しないこと」「イチゴ成分を含む食べ物の開封しないこと」を伝える特別な対応が行われたといいます。

ただ、今回の騒動はクロエさんら側にも落ち度があったのではないかという意見も比較的多く寄せられているといいます。まず旅券を予約する前に重度のアレルギーがあるということは一切伝えていなかったとされ、離陸準備が進む最中でクロエさんら側が航空会社側に対応を迫ったということでチーフパーサーの怒りを買ったと考えられます。
またこの騒動については最終的に旅客機に乗れたにもかかわらずSNSを通じてトーマス・クック側から受けた対応を事細かに晒しており、自分らの落ち度はあったことは認めているものの「CAらを再教育したほうがいい」とまで言い出し今も怒り心頭の様子だといいます。