image_96

中国の建国記念日『国慶節』。過ごしやすい秋の大型連休ということもあり多くの人が観光地など出かけるなどしたのですが、一方で無賃乗車客らが列車に入り込み重量オーバーで車両が動けなくなる出来事があったと報じられています。

記事によると、出来事があったのはG402「復興号」という日本でいうところの新幹線の車両で、10月7日、乗車券を持たない人がそのまま車両に入り込み安全に運行できる重量をオーバーしてしまう出来事があったといいます。そのため乗務員が無賃乗車は違法だと口にした上で、乗車券を持たない人は直ちに降りるよう促したもののほとんど降りる人はいなかったといいます。

乘客挤爆车厢致高铁无法运行 乘务员:没票的下车_网易新闻

何故乗車券を持たない客が搭乗できたのか。Record Chinaによると実は無賃乗車以外も短い区間の乗車券のみ持った客も多くいたとしており、要は後からお金を払えばいいという感覚で多くの人が乗り込んでいたといいます。

image_97

記事によると、復興号の仕様として重量超過による警報装置が作動するようになっており、これが作動した場合は車両の発進ができなくなるといいます。具体的には定員の約20%オーバーとなると警報が作動するようになっており、別の列車への乗り移りを促すようになっているといいます。

結果的に、今回は乗務警察官まで登場し下車を促したことでようやく発進することができたといいます。合わせて車内では乗車券を持たず乗り込んだ乗客から運賃を徴収するという対応も行われたそうです。

同様の出来事は他の車両でも発生していたといい、そこでも乗車券を持たない客が大量に乗り込み正規の乗車券を持った人が乗車できないというトラブルが発生していたといいます。