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先月末、イギリス海軍は空母クイーン・エリザベスを用いたF-35B運用試験をはじめたのですが、これに合わせて短距離滑降着艦(SRVL)というちょっと変わった着艦方法を初めて行っていたと報じられています。

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9月25日、アメリカメリーランド州沖の大西洋上でF-35Bの運用試験をはじめたのはイギリスです。この機体はカタパルトを搭載しない強襲揚陸艦または軽空母で運用可能な機体で垂直離着陸ができる機能を有しています。

Aviation history made on board HMS Queen Elizabeth | Save the Royal Navy

試験されているのは新型空母クイーン・エリザベスなのですが、先日垂直離着陸の機能を使いながら滑空しつつ着艦するというShipborne Rolling Vertical Landing(SRVL)という着陸方法が初めて実施されたと報じられています。


こちらがShipborne Rolling Vertical Landing(SRVL)にて着艦を行うF-35Bです。


一方こちらはアメリカ海兵隊が行っているF-35Bの着艦映像です。違いは何かというと空母までのアプローチ似ているのですが、アメリカ海兵隊の場合は艦艇の横まで滑空し停止。そのまま横にスライドし垂直に着艦を行っています。

一方イギリス海軍では甲板めがけ滑空した後に着艦しており、空中で停止するということは行っていません。


こちらがイギリス海軍が行ったSRVLのシミュレーター映像です。

SRVLの利点はどこにあるのでしょうか。記事によると、垂直着艦に比べSRVLを行うことで機体に搭載したミサイルや燃料を捨てずに持ち帰ることができるという運用上のメリットがあるといいます。実は垂直着艦の場合、着艦するには燃料やミサイルを一部または全てを捨てるなどして機体重量を軽くする必要があるのですが、SRVLではある程度持ち帰ることができるといいます。
ちなみにF-35Bが運用するAIM-120D AMRAAMという空対空ミサイルの場合、1発あたり3億5000万円するらしく高価な兵器も捨てずに済むとのことです。

今回の試験は良好な条件下で実施されたとしており、例えば夜間や雨が降っているような条件下では着艦が困難になるとのこと。現時点でアメリカ海軍ではSRVLは行ったことがないとしておりイギリスがF-35Bを使用した初の着艦方法を行ったとも記載されています。
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