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この季節ピンク色の花をつける植物として中国や韓国では有名なマーレンベルギア・カピラリスという植物があります。この植物は先日レビューした同じものになるのですが(参考)、手間暇かけて作られた花畑が観光客に踏み倒されるという出来事が相次いでいると報じられています。

浙江省杭州市。市内にあるというとある公園に植えられたのは9月末頃からピンク色の花をつけるムーレンベルギア・カピラリス(マーレンベルギア・カピラリス)という植物です。しかし、写真を撮りたいがために多くの人が花壇に侵入し植物が踏み倒されるなど被害が出たと報じられています。

杭州这片原本能美两个半月的粉黛乱子草 才开了14天就“割”了 - 杭州网 - 杭州新闻中心

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記事によると、問題行為が確認されたのは濱江江辺公園というところで、花畑がSNSに投稿されたこともあり10月頃から多くの観光客が訪れるようになったといいます。この植物は本来2ヶ月半は美しい姿で咲き続けるそうなのですが、多くの人が訪れた3日間で多くが踏み荒らされ、結果的に咲き出した14日後には刈り取られることになってしまったといいます。
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何故急に刈り取りを行ったのか。管理している担当者によると、踏み荒らされた場合、茎から傷みだし根がダメになってしまうそうです。そのため短く刈り取ることで来年に備え被害を抑える方法をとったとのこと。刈り取り自体は特に問題はなく寒い地域では行われる場合があるとのこと。

この植物を管理していたのは老夫婦としており、ここまで育てるのに3年の月日がかかったとのこと。しかし、毎日のように大声で立ち入らないよう呼びかけを行っていたものの効果はありませんでした。一部メディアによると、注意していた夫は観光客から逆に罵られ病んでしまったとも報じられています。


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中国や韓国ではムーレンベルギア・カピラリスを見に多くの観光客が訪れるものの一方で、インスタグラムやSNS映えを目的とした侵入が繰り返されることが過去も含め複数報告されています。
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