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近年戦場で新たな脅威となりつつあるのはマルチコプター機、所謂ドローンです。実際に中東では小型爆弾を搭載し投下するということも行われているのですが、このような脅威に対して米軍はレーザーを使い排除する方向で開発が進められているそうです。(写真は参考資料)

海外の軍事系サイトによると、アメリカ陸軍は現在敵のドローンやロケット砲などに対応するべく既存のミサイルや機関砲というものではなく特にレーザーに多く投資し研究を進めていると報じています。

US Army will test 50 kw lasers on Strykers and 100 kw lasers in 2021 - NextBigFuture.com US Army will test 50 kw lasers on Strykers and 100 kw lasers in 2021

それによると2021年にフィールドテストを目指し開発が進められているのは50kWのレーザー兵器を備えたストライカー装甲車で米陸軍としてはレーザー兵器を搭載した車両の2023年までに運用を初めたいとしています。

一方、現在出力が2kW程度のものでドローンを撃ち落とす試験がされており実際にドローンを撃ち落とした実績があるものの、戦場で役に立つ出力は50kW級としておりこの規模であれば一定の範囲を飛行するドローンを一度に撃墜することも可能だとしています。一方でより高出力の100kWのレーザーも平行して開発しているとしており、これに関してはトラックのような軍用車両での運用を考えているとのこと。

▼数kWのレーザーで撃墜されたドローン
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レーザー兵器の最大の利点は目標まで遅延がほぼ無く、追跡し照射できればほぼ確実に撃墜できる点です。また1射あたりの運用コストが機関砲やミサイルよりも安価で、発砲音など音がしない点も実戦では役に立つものと考えられます。

ただ、レーザー兵器は天候、特に雨が降ったりするとレーザーが弱まってしまうという欠点があり、ミサイルなどの既存の兵器にも投資しアップグレードしていくという考え方が示されているそうです。

レーザー兵器は出力が高ければ高いほどより短時間に目標を破壊することができより長距離の対象に攻撃することができるという特徴があります。過去に発表されていたものによると5~10kWのレーザーで民生品のドローンを撃墜することができ、低空を飛行するヘリにもダメージを与えることが可能だとしています。巡航ミサイルなど高速で遠くを飛行する対象については100~300kW、またはそれ以上の出力が必要だとされています。

*抄訳したものを掲載しています
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