イリジウム衛星_1

先日、北海道で隕石と考えられる火球が確認されたと報じられていましたが、一方アメリカでは隕石とは異なる謎の物体がクルミ畑で発見され、後に人工衛星の一部であることが明らかになりました。

宇宙ニュースサイト『Space.com』によると、現地時間今月13日アメリカ カリフォルニア州中部に位置するクルミ農家が奇妙な金属片を見つけ地元警察に通報する出来事があったと報じています。

This Hunk of Metal Fell From Space and Landed in California

その後、地元警察官は焼け焦げている姿から不法投棄のようなものではないと判断したのか、同州でロケットの発射などを行っているヴァンデンバーグ空軍基地に連絡したところイリジウム衛星の燃料タンクの可能性があるという指摘があったといいます。

イリジウム衛星_2

イリジウム衛星とは『イリジウム携帯』などと太平洋のド真ん中でも通話することができるなどと宣伝されていたあのサービスを利用する人工衛星で、記事によると2018年10月10日に軌道から脱落した衛星があったといいます。
それは1998年5月17日に打ち上げれたイリジウム70の可能性が高いとしており、そのイリジウム70を含むいくつかの同じ衛星はこのヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられていたといいます。

打ち上げてから20年あまり。偶然にも同じ州に落下してくるという極めて稀な出来事になった出来事になりました。

▼イリジウム衛星
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