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2030年頃に退役が始まるF-2戦闘機の後継機として配備を予定しているステルス戦闘機F-3に関して、先日自民党の防衛大臣経験者らが集まり日本主導の国際共同開発方式で検討していく方針が明らかになりました。

将来の航空自衛隊の戦闘機の開発方針をめぐって、自民党の防衛大臣経験者らが協議し、国内の防衛産業の発展にもつなげる必要があるとして、日本の企業を中心に外国と連携する、「国際共同開発方式」を軸に検討を進めていくことになりました。

NHK
F-3の開発製造に向けて具体的に『国内開発案』、『国際共同開発案』そして『既存機の能力向上型の購入案』の3つがあり、NHKが報じたところによると『国際共同開発案』で開発を進めていくことを軸に検討を進めていくとしています。

F-3戦闘機については今年10月に毎日新聞が『既存機の能力向上型の購入案』としてアメリカやイギリスから日本側に案が示されていました。アメリカのロッキード・マーティンはF-22をベースにF-35の機器を搭載するという機体が示されたものの高価であることや禁輸措置が解除されていないことから取得が難しいとして却下。その他の機体も性能の面などで見送られたと報じられていました。今回の報道からも改修案は見送りにされたことは事実と考えられます。
ステルス戦闘機『F-3』、F-22の改修案などは全て見送り : ZAPZAP!

今回報じられている『日本の企業を中心に外国と連携する国際共同開発方式』については、これまでも言われていた日本主導の国際共同開発にあたるものです。ただ、現時点で「そのような方向で進めていく」程度の話し合いが行われているだけであり、共同開発国の候補は既にあると考えられるのですがどの国と進めるのかまでは報じられてません。

▼フランスのダッソーが公開した次世代機とされる映像の一部(参考)
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その上で指摘されることがあるのは、イギリスもしくはドイツ・フランスと共同開発するという案です。具体的にはイギリスは第6世代戦闘機としてテンペストを発表し、既に日本との開発に向けた話し合いが行われたことも明らかになっています。ドイツ・フランスが開発を進める新型戦闘機は両国が共同開発に合意しているものであり、昨年の時点では2018年半ばにも開発計画をまとめると報じられていたことがります。

イギリス、第6世代ステルス戦闘機『テンペスト』発表 : ZAPZAP!
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もちろん欧州との共同開発が示唆されれば黙っているずがないのはアメリカですが現時点でアメリカ側からは共同開発に向けたどのような話し合いが行われているのかは不明です。

何れにしてもF-2戦闘機が引退を始める2030年代にもF-3を配備を進める必要があり、調整が難しいという共同開発案に向けて今後も他国と話し合いが進められていくということになりそうです。
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