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米朝首脳会談後、特に目立った動きもなく報じられることも少なくなった北朝鮮。そんな北朝鮮では現在海外の旅行者をターゲットにしていると考えられる国内初の温泉観光施設が建設されているようです。

これは北朝鮮の国営通信社『朝鮮中央通信』が報じたもので、今月1日最高指導者金正恩医院長が最近、元山葛麻海岸観光地区を視察した内容を公開しています。記事によると来年の10月10日、つまり党創記念日までに最高水準の温泉観光地の建設をするように指導したとのことです。

金正恩视察旅游区工地 用纸杯试喝温泉水_网易新闻

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こちらの写真は引いた温泉水を飲むことができるというところ。現時点で建物のようなものは建設されておらず野ざらし状態です。

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沸き立つ湯気。水温はかなり高そうです。


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こちらが建設を目指す温泉観光地の全体図。宿泊施設と考えられる建物の位置が描かれています。

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建物はまだ完成していません。

国内メディアによるとこの地域に今年5月と8月にも視察に訪れているとのこと。その上で「敵対勢力がわが人民の福利増進と発展を阻み、制裁策動に狂奔している」などと口にしているらしく、建設することで国内向けに制裁に対して対抗する意志を見せつけているものと考えられます。

北朝鮮には調べた限りだと金剛山温泉など温泉が併設された観光地がいくつか存在してます。ただ温泉を中心とした観光地というのは国内初ということになるそうです。