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本日から開催するのは中国最大の航空ショーとなる『珠海航空ショー』です。先行して前日にメディアが招待され内部を見て回ることができたらしいのですが、とある中国企業ブースにアメリカのノースロップ・グラマンが開発したX-47Bのパクリ機が設置してあった報じられています。

広東省珠海市で今年11月6~11日の日程で開催されるのは第14回珠海航空ショーです。これは国内外の航空宇宙分野に関する最新鋭機や研究・開発中の軍用機・民間機にいたるまで公開されています。開催前日、公開された内部の様子に関して海外メディアによると、中国航天科工集団(CASIC)のブースにはアメリカの無人ステルス攻撃機X-47Bのパクリ機体が堂々と展示されていたと報じています。

The Aviationist » Chinese “Clone” Of Northrop Grumman X-47B Drone Appears At Zhuhai 2018 Airshow

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パクリ機体が誇らしげに展示されている異様な状態なのですが、記事によるとこの機体はただのモックアップなのか、将来的に実用化を目指す機体のプロトタイプなのかは不明としています。

X-47B
こちがパクられた側のノースロップ・グラマン X-47Bという艦上無人攻撃機です。ランディングギアの構造を比較した上で確実に言えることは中国のパクリ機体については陸上の基地で運用するタイプです。

ではパクリ機体は何に使うのかという点については、例えば民間用の無人観測機として使用するということは考えられないのでしょうか。そもそもそのような民間機であればX-47Bのような機体形状にする必要は皆無であり、何らかの軍事利用を目的としたものであることは間違いありません。