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先日中国にあるという最高級ホテルを始め5つ星ホテルで、便座を拭いたタオルでコップを拭くなど極めて衛生状態に問題がある行為がインターネット上に公開されました。しかし、この動画を公開した人物が動画が原因で病んでしまっていると報じられています。

2018年11月19日、広州日報は、中国にある複数の五つ星ホテルにおける憂慮すべき衛生状況を撮影してネット上で公開した男性が、苦悩に苛まれていると報じた。近頃、ある微博ユーザーが五つ星ホテル十数か所での客室の拙い清掃状況を撮影した約12分の動画を公開し、非常に大きな注目を集めた。これまで素性を隠してきたこの男性は、18日に広州日報の電話取材に応じたが、その声にはやや疲れが感じられたという。

Record China

これは最近中国人のHua Zong氏が国内の30の高級ホテルを中心に隠し撮りを行ない劣悪な衛生状態になっていることをインターネット上で告発していたものです。彼の調査では30のホテルはいずれも問題があったと指摘し14のホテルについては実際に動画としてインターネットにアップロードしていました。

記事によると動画を公開したZong氏はどのような人なのか素性は隠していたとのことだったのですが、彼によると様々な個人情報がネット上に公開されているどころか、ホテル側がリークしたのか彼の滞在情報が何故かネット上に流れているなどしており、一部のホテルでは彼をブラックリストに入れ滞在させないよう対応を取っているとのことです。

記事によると、彼はこれまでもホテルの問題点などをネット上にアップロードしていたものの、今回告発した理由はとあるホテルで外出先から部屋に戻った時、偶然使用済みのタオルでコップを拭いているのを目撃したことが理由だっと話しています。

もちろん彼自身は実態を公にすることで改善してほしいと訴えかけたかったものの、世界中で問題が報じられ、彼に対する影響も強かったといい「今後動画の撮影は行わない」とも話しています。

スマートフォンが普及したことで実は誰もが決定的瞬間を撮影することができ、更にインターネットに公開することができる時代になりました。その情報は一瞬に世界中を駆け巡るということになるのですが、その映像が原因でツイッターやフェイスブックなど自身の行為や過去の行為が晒され逆に批判されることも多く、結果的にネット上から姿を消すという例も少なくありません。