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アメリカ航空宇宙局(NASA)が送り込んだ火星探査機インサイトに関して、火星の風音を初めて送信することに成功したと発表しました。ただ、この音については観測装置を使用した振動音としており、私達が地球上て聞いているような風の音とは異なります。

先月末、着陸に成功した最新の探査機インサイトに関して、米航空宇宙局(NASA)は火星の風による震動を捉えたと発表しました。この振動は火星の地表を吹き付ける風によるもので、当時の風速は5~7mと説明しています。

NASA InSight Lander 'Hears' Martian Winds – NASA's InSight Mars Lander



カリフォルニア州パサデナにあるNASAのジェット推進研究所(JPL)のインサイトミッションの事務局長Bruce Banerdt氏によると、今回収録された音については「元々は計画外のミッションだった」としており、搭載したセンサーで火星の動きを測定するにあたって音波によるものも調査の対象になっていたといいます。つまり今回観測された音は観測装置が十分に作動していることの証明にもなりました。

使用された装置はSEISというフランス国立中央科学院が製造した地震計のもので人間が聞き取れる聴力よりも低い最大で約50ヘルツの周波数までの振動を検出することができるとのこと。そしてAPSSという気圧センサーは空気の流れる振動を直接観測した音を公開しています。

公開されている音は3つで2つが地震計のもので聞き取りやすくしたものが1つ含まれています。もう一つは気圧センサーのものです。

▼地震計で録音された音

▼地震計の音を聞きやすく加工したもの

▼気圧センサーの音を聞きやすく加工したもの


これら音はマイクから収録されたものではないため実際に風音とは異なっていることになるのですが、NASAは2020年に送り込む別の探査機『Mars 2020ローバー』では2つのマイクを搭載しており、本物の音を私達に送信してくる予定です。

地球以外の天体の音については土星探査機カッシーニから投下された探査機ホイヘンスがタイタンを降下に収録した音を送信しています。(以下の映像は早送りされています)

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