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人の命を救う現場として常に最前線に立っているのは病院です。しかし、中国の病院では手術を行う直前で別途料金を請求されたり、麻酔から覚めていない状態で値上げを申し出るなど悪質な行為が確認されていると報じられています。

中国のニュースサイト『光明网』によると、湖北省のとある病院で患者が手術室に入った後に病院側から「追加の料金が必要だ」などと要求され、患者の銀行カードを受け取りパスワードを聞き出した挙げ句、病院の職員がお金を引き落とすという考えられない行為が確認されたと報じています。

叕见手术台上涨价,医疗监管当发力 _光明网

記事によるとこの事例では2000元(約32,700円)の追加料金がかかると言われ仕方なく患者が支払いに応じたました。この間、値切ることに成功したのか実際に引き出されたのは1700元(約27,800円)で、病院側は入金を確認した後に手術を行っていたそうです。

また今年の5月には女性が美容関連の手術を受けた際に「もっと美しくしませんか?」などと言われ、拒否することができず最初に提示された1560元(約22,500円)の手術代が最終的に5600元(約91,600円)にまで膨れ上がったとしています。
また中国では手術後に麻酔が完全に覚めきっていない状態で値上げに合意させられクレジットカードから引き落とされた例も確認されているとしています。

このような例が確認されているのは記事を読む限りでは氷山の一角に過ぎない可能性があると指摘しており、患者側が一方的に被害を被り病院側を訴えたり公にするというケースは稀だとしています。