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国際宇宙ステーションにドッキングしているソユーズ宇宙船に明らかに人為的な穴が開けられ、空気が漏れていた事件に関して今月11日、ロシア人宇宙飛行士が船外活動を行ない宇宙船の外側からの調査が行われたと報じられています。

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これは今年8月28日、国際宇宙ステーションの気圧が低下するというトラブルが発生し調査を進めたところソユーズ宇宙船の丸い軌道モジュールに電動ドリルを使用したと考えられる穴が開けられていたことが判明したという事件です。

俄罗斯宇航员太空行走检查胶囊泄漏的位置_网易新闻

これに関してロシアの国営宇宙企業であり宇宙開発を支えている『ロスコスモス』、2名の宇宙飛行士により船外活動を実施し穴を覆っていた断熱材を断熱材のサンプルを採取したと発表しました。船外活動は合計で8時間近い作業になったとのことです。

▼2018年12月11日に行われた船外活動の様子
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この前代未聞の事件については自然に開けられた穴ではなく『地上』もしくは『宇宙』のどちらかで人間の手により開けらたことは間違いなく、今回の船外活動はどちらで開けらたのか明らかにするためのものだと説明しています。
ロスコスモスの社長は当初から「宇宙で意図的に開けられた可能性もある」と主張しています。しかし事件後間もなく9月上旬にロシア国営メディアが「地上で整備中に発生していた」として「責任者は特定された」と報じました。また穴が開けられたのは打ち上げ前の約2ヶ月前の2018年6月としていました。
しかし、ロスコスモスの社長は10月に「調査の結果、穴がソユーズ建造時に開いた可能性はなくなった」などと述べていました。

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ソユーズ宇宙船の空気漏れ事故、人間が開けていた : ZAPZAP!

軌道モジュールを覆っていた断熱材は地球に持ち帰られることになると考えられるのですが、断熱材をみただけで宇宙で開けられたのか、それとも地上で開けられたのか何を基準に判断するのかまでは明らかになっていません。

仮に宇宙飛行士が軌道モジュールに穴を開けようとした場合、宇宙ステーションにある電動ドリルを持ち出しロシア人の宇宙飛行士が活動するモジュールを通過しソユーズ宇宙船まで行く必要があります。ドリルを片手に船内カメラや他の宇宙飛行士の目を回避しながらたどり着くというのは容易ではなく穴を開ける騒音も発生するため穴を開けるのは地上よりも困難になることが考えられます。
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