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宇宙に人工衛星などを打ち上げるにはロケットを使用し直接宇宙に展開しているのですが、アメリカのグリーン・ローチンはなんと大砲を用いて地上から直接宇宙に人工衛星を送り込む開発を続けています。

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ロケットを使わず地上から直接宇宙に人工衛星などを送り込む案についてはマスドライバーが知られています。これはレールガンをはじめ多薬室砲を用いたいくつかの案があるのですが、グリーン・ローチンが計画しているのは酸素と水素ガスを爆発させる大砲を用いて物を打ち上げるというマスドライバーになります。

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詳細は不明なのですが、現在グリーン・ローチンは大型のM110 203mm自走榴弾砲を砲身を載せ替えた車両で試験を続けているらしくこれまで複数回行われてた試射は成功しているとのこと。

同様のマスドライバーはこれまで試験されたことがあるのですが、その一つとして知られているのはアメリカのHARP計画です。これは16インチ砲(40.6cm)という戦艦用の砲身改造し42.4cm砲として2本接続したもので、同じ様に安価な人工衛星を宇宙に打ち上げようとした計画です。この計画は数年で中止されたのですが試験では82kgの物資を高度180km、つまり高度100kmの宇宙にまで打ち上げることに成功していました。

▼HARP計画
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グリーン・ローチンによると今年5月に行われた試験では初速が2km/sに達したとしています。また同社によるとHARP計画で使用された42.4cm砲やテストで用いられたこれよりも小さい砲がアメリカのユマ試験場に保管されているとしており、簡単な改造を施すことで宇宙に物資を送り込むことができるなどと話しているそうです。

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同社は燃焼させるのは水素と酸素であり発生するのは水蒸気だけでロケットを飛ばすよりも環境に優しいと主張しており太陽熱で作られた水素を自社生産することでエコロジーな打ち上げを行うことができるとのこと。また他のロケットでは到底不可能な打ち上げを実施することができるとも説明しており、再打ち上げまでにかかる時間は60~90分程度で発射から5分もすれば物資は軌道に乗るとしています。

このようなマスドライバーは打ち上げる物体に強烈なGがかかることが分かっており、打ち上げ時に破壊されないような人工衛星を作るのが難しいという欠点があります。
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