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現在宇宙を飛び交う人工衛星は一部の例外を除き、打ち上げ後に修理や推進剤の補給などは行っていません。観測機器が正常に動いているにも関わらず燃料切れで運用を停止するものも多くあるのですが、アメリカでは燃料補給を行うといった新たな人工衛星を2020年代に打ち上げを目指しています。

宇宙で人工衛星に燃料を補給したり、壊れた衛星の修理をしたりする「サーヴィス提供用の人工衛星」の開発が着々と進んでいる。2020年からは実際に打ち上げも行われる予定だが、こうした衛星が“善良”であることを装って他国の衛星に危害を加える危険性も指摘されている。宇宙は政治的な代理戦争の場になるのか?

WIRED.jp
記事では2020年頃より打ち上げが行われるNASAとDARPA、そしてSpace Systems/Loral(スペースシステムズ/ロラール)が開発している人工衛星を取り上げ、搭載された機材を修理したり姿勢制御などに必要な燃料を補給するといった人工衛星の未来像が記載されています。

ハッブル宇宙望遠鏡のように修理やアップグレードを理由に宇宙空間で人間の手により修理された例はあるものの、それ以外の通信衛星や気象衛星など関しては基本的に機材が壊れるか搭載している燃料がなくなればその時点で運用が停止となります。また現代は機材の長寿命化が進みそのほとんどが燃料切れが原因で運用が停止しています。

そこでアメリカでは人工衛星に例えば燃料を補給したり、壊れた機材を取り替えることが行える作業用の人工衛星の開発が進んでいます。

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一方で「この手の人工衛星は他国の衛星に近づき破壊するといった行為も可能だ」という懸念も書かれています。探知が難しい宇宙空間でこっそりと他国の人工衛星に接近し破壊するという行為も可能だというものなのですが、実際は地上から監視されており映画にありそうなことは難しいとしています。

▼スペースシステムズ/ロラール製のロボットアーム(NASA)
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作業用の人工衛星についてはNASAは2020年に、DARPAは2021年にそれぞれ試験用衛星の打ち上げが計画されています。将来的に大型の人工衛星であれば打ち上げ時に搭載する燃料を少なくすることで打ち上げコストを下げるという運用方法も可能だとしており、今世紀前半にも人工衛星は燃料補給に対応したものが作られていくものと考えられます。

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