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近年、国が運用する以外も一般企業から大学まで様々な機関が人工衛星の打ち上げを行っているのですが、先日とある米企業がインドのロケットに乗せて打ち上げた人工衛星の中に、米国連邦通信委員会が許可をだしていない物を宇宙に展開していたことがバレてしまい罰金が言い渡されるという出来事があったと報じられています。

Space.comなど海外メディアによると、違反行為を行ったのはスウォーム・テクノロジーズ(Swarm Technologies)というベンチャー企業で、今年1月に4つの小型人工衛星を極秘に載せ規制当局からの未承諾の状態で宇宙空間に人工衛星を打ち上げ、そして通信していたとして90万ドル、日本円で約1億円の罰金を言い渡したと報じています。

FCC Fines Swarm $900,000 for Unauthorized Smallsat Launch

記事の内容を一部紹介するとスウォーム社は今年1月12日にインドのロケットに搭載する形で4つの人工衛星『SpaceBee』を搭載し、打ち上げ後1週間以上もジョージア州の基地局を使って違法に通信をしていたといいます。
実はアメリカでは国内で人工衛星との通信を行う場合は米国連邦通信委員会に予め申請をする必要があるのですが、今回スウォームが打ち上げた人工衛星は手のひらサイズとあまりに小さすぎるため地上からの監視・追跡が難しいという理由(具体的には他の人工衛星と衝突することを監視することが難しいという理由)で打ち上げが却下されていたといいます。

その後、どうやら当局がこの人工衛星に対して柔軟な措置を講じていたらしく今年9月に運用の許可を出していたそうです。現在米空軍当局はこの人工衛星を追跡できているとしています。

もちろん罰金は支払わなければならないのですが、なぜそこまで強行打ち上げを実施したのかは具体的には明らかになっておらず、自社の利益を優先する一方でルールを破るということを行った為か、アメリカでは同社に対して批判的な報道が多く行われていたとのことです。

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