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ロシアメディアによると、最近ロシアの宇宙機関にあたるロスコスモスの長官が訪米することになっていたもののアメリカ側の判断で取り消しされたことに対し、アメリカが開発を目指す月軌道宇宙ステーション『ゲートウェイ』の建設から手を引く可能性があると報じられています。

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ロシアの政府系メディアが親会社であるスプートニクが報じているもので、今年2月にロシアのロスコスモスのドミトリー・ロゴジン長官がアメリカからの招待をうけ訪米する予定になっていたものの、最近、アメリカから招待を取り消す内容が伝えられていたものです。

深宇宙探査ゲートウエイに危機 NASAが露宇宙企業長官の招待取り消しで ロシアが交渉離脱か - Sputnik 日本

これについてロスコスモス消息筋として「この状況は(アメリカが計画している)月軌道付近におけるステーション建設の参加および国際宇宙ステーション内での合同学術調査の実施交渉にネガティブな影響を及ぼす恐れがあり、すでに達成されている合意が取り消される事態を招きかねない」と報じられています。

記事によると、招待の取り消しが行われてた理由はあくまでスプートニクが報じた内容では、多数の米上院議員から「(招待は)あまり良い考えではない」などと指摘されていたらしく、NASAのブライデンスタイン長官が結果的に招待を取り消したという判断をしたと説明してます。

アメリカとロシアに関して宇宙の協力関係は国際宇宙ステーションを通じて例えばスペースシャトル引退以降はロシアに一人あたり数十億円規模のお金を支払う形で宇宙まで宇宙飛行士を打ち上げてもらうなど良い関係を築いてきました。しかし、クリミア半島を強制的に併合したウクライナ問題以降ロシアとの協力が急速に悪化し始めたこと、2019年時点の宇宙以外での米ロ関係、そして今年にもアメリカの国内企業が開発した宇宙船を運用することができるようになるため、このような協力関係は以前よりも必要ではないと考えている可能性もあります。

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何れにしてもロシア側は国際宇宙ステーションが2020年代の引退以降、アメリカが建設を目指す月軌道上の宇宙ステーション『ゲートウェイ』の参加に興味を示していたもののあくまで非公式にロシアが参加するといわれている程度に過ぎず、現時点での協力関係の有無は不明です。
またゲートウェイの建設についてはアメリカ側としては特に他国の協力が無くとも単独建設可能なものであり「参加の有無で困らないのはアメリカ、資金面でも困っているのはどちらかと言えばロシア側」とも考え方もでき、ロシア側が「参加できなくなる」などと不満を漏らしたところで今後の建設計画に大きな影響がでるようなものでもありません。そのうえで、実際のところは建設計画からロシアを排除したいのではないかという思惑まで見えてきます。
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