ストラトローンチ・システムズ_1

アメリカの民間宇宙ベンチャー、ストラトローンチ・システムズが運用を目指している空中発射ロケットの母機『ロック』に関して、先日地上テストが実施され前輪が滑走路から離れる試験を実施したと報じられています。

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マイクロソフト共同創業者の一人で昨年亡くなったポール・アレン氏らにより設立されたストラトローンチ・システムズは、アメリカ時間今月9日カリフォルニアのモハーヴェ空港で母機ロックによる地上テストを実施しこれまでで最速の219km/hに達したと発表しました。
今回はロックの機首が上がり前輪が滑走路から離れる『Rotation Authority Maneuver』というテストを行ったとしてます。

Stratolaunch airplane nears first flight - SpaceNews.com


ロックを使用した試験は2017年後半から行われ徐々に速度が上げられてきました。2018年4月に発表された内容によると「今後3回のテストを実施し、最後の地上試験では速度が220km/hに達する」と発言していたそうです。
一方、当初2018年の夏頃に初飛行を実施する同社は発表していたものの結果的に延期されました。延期の理由は明らかになっておらず、評論家などの予測によると「2018年末にも実施されるのではないか」と噂していたも目立った動きはなくこれもハズレました。

ストラトローンチ・システムズは連邦宇宙局から証明書についても発言しており、発行までには18~24ヶ月ほどかかる可能性があると予想していました。ただ、これはロケットを打ち上げるための証明であり各種飛行試験完了後に行うものになっているそうです。そのため、今後は初飛行を実施し模擬ロケットの登載試験、空中からの投下などの各種試験が年単位で続けられるということになりそうです。


ストラトローンチ・システムズが運用を目指す機体はユニークな『双胴機』となっており、左右の胴体にコックピットのような窓が付いているものの人が乗り込むのは向かって右側の機体です。乗員は3人で左側の胴体には電子機器のみが搭載されています。
この機体はロケットを空中発射する母機として運用され搭載可能なロケットの重量は最大で549,290ポンド、約250トンに達します。機体の飛行半径は1000海里(1,850km)でこの範囲までロケットを登載したまま飛行することができます。

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搭載可能なロケットはペガサスロケット 3基、ミディアムロケット、ミディアム・ローンチ・ビークル ヘビー、ブラックアイスなどと呼ばれているスペースプレーンで、ミディアム・ローンチ・ビークル ヘビーについては地球低軌道に6トンの打ち上げ能力があるとされています。
航空機からロケットを打ち上げるストラトローンチ、対応ロケット発表 : ZAPZAP!

またシエラ・ネヴァダ・コーポレーションのドリームチェイサーを打ち上げも含まれており、昨年には公式か非公式か不明の動画も登場しています。

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