image_17

大型航空機によるロケットの空中発射を目指していたストラトローンチ・システムズは過去に発表していたロケットの開発構想についてエンジンを含め開発を中止するという決定が発表されたと報じられています。

スポンサーリンク
宇宙ニュースサイト『SpaceNews』によると、宇宙ベンチャー『ストラトローンチ』の広報担当者の話として、開発・運用を目指していた3種類のロケットに関して開発を中止し、今後ノースロップ・グラマンのペガサスXLロケットを運用していく方針になったと報じています。

Stratolaunch abandons launch vehicle program - SpaceNews.com

ストラトローンチは2018年8月に有人スペースプレーンを含む3種類のロケット『ミディアムロケット』、『ミディアム・ローンチ・ビークル ヘビー』、『ブラックアイス』などと呼ばれているスペースプレーンを開発し、空中発射ロケットの母機となる大型航空機『ロック』での運用を目指していました。(参考)

▼母機『ロック』、左下からペガサスXL、ミディアムロケット、ミディアム・ローンチ・ビークル ヘビー、ブラックアイス
b3d4a41c

母機ロックは今年滑走路上で最高時速が219km/hに達し、前輪が一時浮かび上がるなど開発が進んでいます。


元々ストラトローンチは2011年にスペースXのファルコン9ロケットの派生型を登載し打ち上げる計画を発表していました。2016年10月には「小型衛星の打ち上げ需要が今後多くなる」という理由からペガサスロケットを運用しているOrbital ATK(現在は買収されノースロップ・グラマン傘下)と提携を発表し3機を一度に発射する計画を発表。その後、2017年には一転しNASAとスペースXのエンジニアを雇い自社開発の大型ロケットも打ち上げる構想を発表していました。

その後、3,400kgを軌道上に打ち上げられるミディアムロケットを2022年に打ち上げる計画を発表し、このロケットに登載するエンジンについては昨年11月に初期の燃焼試験に成功していました。

今回自社開発の大型ロケットの開発を中止した理由については昨年10月に設立者であるアレン氏が死去したことに理由があるとしています。

▼ペガサスXLロケットを発射する母機スターゲイザー
image_16

今後同社のロケット打ち上げ構想については現時点ではペガサスXLとしているのですが、ペガサスロケットシリーズは打ち上げ自体はこれまでも複数回行われており実績はあります。ただ、ロケット本体の運用にあたって打ち上げコストが高く打ち上げは頻繁に行われていません。ただ、ストラトローンチでは3機を一気に打ち上げることや1機ずつ異なる軌道面にロケット打ち上げることができるなど利点があるとしています。

同社としては2019年にもまずは母機となるロックの初飛行を目指すとしています。
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!