image

先月末に発生した韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーが照射された事案について、現場海域で当該駆逐艦に呼びかけを行ったものの無視された件について同じ時間帯、現場から約240km離れたところを飛行していた自衛隊の訓練機がその呼びかけを聞いていたことが明らかになりました。

今月21日防衛省が発表した『韓国レーダー照射事案に関する最終見解について』を記載した8ページの文章によると、韓国の当該駆逐艦に対して3つの周波数を使いそれぞれ2回ずつ火器管制レーダーを使用した理由を聞く呼びかけを行ったことに関して、現場から240km離れた空域を飛行していた航空自衛隊の訓練機が呼びかけを聞き取っていたと発表しています。

防衛省・自衛隊:韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について
韓国レーダー照射事案に関する最終見解について(PDF版)

韓国側はこれまで3つの周波数のうち1つが聞けるような状態(受信できるような状態)に通信装備をセットしていなかったと過ちを認めているものの、残りの2つについては「通信環境が悪く何を言っているのか分からなかった」「KOREA COAST(海洋警察庁)を呼んでいるように聞こえた」などと主張していました。

しかし防衛省によると、当時の状況として『晴天で雲も少なく通信環境は極めて良好だった』『P-1哨戒機の通信機器は飛行前に正常に動作していたことを確認していた』『(別の時間帯に能登半島沖から)埼玉県の陸上局と通信していた』『(発生当時)240km離れた空自訓練機が受信できていた』ことを挙げ、通信状況が悪かったというのは通常では考えられないことだと反論しています。

その後、明らかになったこととして実は14日に行われた実務者協議で当該駆逐艦で通信を担当している兵士が「聴き間違えていたことを確認した」と初めて認めたとのことです。ただ、この兵士が複数の呼びかけに対し全てで「KOREA NAVAL」を「KOREA COAST」と聴き間違える余地はあったのかは不明です。また仮にP-1側の発音が悪かったとして何らかの呼びかけを聞き取っていたことは明らかであり韓国海軍も海洋警察側も一切応じなかった理由にはなっていません。そして240km離れた訓練機のパイロットが聞き取っていたことと、「聴き間違え」が14日まで隠されていたこと等を考えると韓国側がまたも嘘をついている可能性が高いと考えられます。


ちなみに、韓国側の対応の通例として実は2012年8月にある出来事が報じられています。これは日本の参議院予算委員会で当時与党だった元民主党の外務大臣だった玄葉光一郎氏が明らかにしたもので、「よく韓国の場合は、都合の悪いことがあるとなかなか先方が電話に出ないとか、連絡が付かないということは、日韓関係の歴史の中で何度かあったと承知しています」という答弁を行っています。
つまり相手国からの重要な連絡を無視するという国レベルで非常識とも言える対応を行っていることは既に明らかになっており今回もそのような対応を取った可能性は十分にあると考えられます。
「都合が悪いことあると電話に出ない!」 韓国は日本になんと「居留守」まで使う : J-CASTニュース
このエントリーをはてなブックマークに追加