image_93

地上と宇宙を行き来できる夢のような乗り物スペースプレーン。従来のロケットとは異なるエンジンを登載した『スカイロン』という機体が開発されているのですが、そのエンジン『セイバー』をテストする施設が2020年の完成を目指し建設が進められています。

イギリスのリアクション・エンジンズが発案したスカイロン。この計画は政府及び軍事企業からの投資があり現在はそのエンジンの試験施設としてバッキンガムシャー州ウエストコットで『TF1(Test Facility 1)』という施設、そしてアメリカには『TF2』という施設がそれぞれ建設されています。
今回はTF2というアメリカ側の施設になるのですが、この施設について2020年を目処に竣工すると発表しています。

Building momentum in our development programme :: Reaction Engines

TF2ではどのような試験が行われるのでしょうか。スカイロンに登載されるエンジンはかなり特殊なエンジンで例えば通常のロケットのように使い捨てではなく、大気中を飛行する際はその酸素と機内の液体酸素を燃焼、宇宙では登載した内部の液体酸素と液体水素を燃焼させ加速させるというエンジンです。

▼セイバーエンジンのプリクーラー(モックアップ)
セイバーエンジン_3

TF2では大気中の酸素と機内に搭載した液体水素を燃焼させることで0km/hからマッハ5程度の飛行速度をテストすることができる施設で、1000度まで加熱されるプリクーラーの動作試験を行うことができるといいます。

セイバーエンジン_1
一方、イギリスで建設されているTF1については今年、2019年にも完成予定でこちらではセイバーエンジンのコアテストと重要なサブシステムをそれぞれ試験できるとしています。

セイバーエンジンの画期的なところは1つのエンジンで0km/hからマッハ25(約30,000km/h)まで加速することができる点です。そのため通常のロケットのように発射台や補助ロケットなどは必要とせず、通常の旅客機のように滑走路から飛び立ち、国際宇宙ステーションなどの軌道に到達することができます。
セイバーエンジンは大気圏内ではマッハ5.4、宇宙空間ではマッハ25で飛行することができこのエンジンを使用した超音速旅客機というのも構想されています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!