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韓国メディアによると、日本の自衛隊機が相次いで韓国の艦艇に対して威嚇飛行を行っているなどとし、今後艦艇から10マイル、約16km離れたところを飛行している外国の軍用機に対して警告通信を行うことを検討していると報じています。

これは韓国国防部の合同参謀本部と『共に民主党』らが会合した際に話し合われたもので、今月24日これまで距離にして約8kmとしていた他国への警告通信に関して、2倍の約16kmに引き伸ばすことを検討しているとしています。

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また合同参謀本部によると、警告通信の内容も従来のものと比べより強い表現にし、仮に近辺に哨戒機が飛行していればこれを出動させ対応させる案も検討しているとのことです。

このような警告通信は一般的に自衛隊やアメリカ海軍も行っているのかは不明なのですが、少なくとも韓国海軍は、日本側が今回行った飛行は『威嚇』だとしておりこの通信を変更するという対応を現在考えています。

もちろん、そのような案を作った以上は韓国海軍が模範を示す必要があり、従うことになります。つまり韓国海軍は例え友好国の艦艇であったとしても、『自艦の16km圏内を進入する軍用機(無人機含む)は全て威嚇だ』と感じていることが今回明らかになったため、今後いかなる国の艦艇に対しも威嚇するような飛行は行うことはできないことになります。

韓国のこれまで発言を鑑みると「相手が威嚇と感じるか否か距離に関係なく相手の気持ちになる必要がある」ということも主張しています。今回の案を見る限りでは少なくとも韓国海軍は日本が行っているような高度150m距離500m以上の離れた哨戒任務は当然として、距離3.6kmや1.8kmの哨戒任務も自ら捨てたということになるのですが今後どのような対応を取るのか。世界でも前例のない威嚇しない韓国海軍を興味深く見ていこうと思います。