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先月、韓国最大の反犬食運動団体として有名だった動物愛護団体『caer』。実は施設で保護していた動物を殺処分していた事実が明らかになった事案に関して、当局はオフィスを家宅捜索するなどして本格的な捜索が行われていると報じられています。

韓国メディアSBSによると、保護した動物を安楽死という形で殺処分していた動物愛護団体caerの代表パク・ソヨン氏に関してソウル鍾路警察署は先月末からcaerのオフィスなど9ヶ所の家宅捜索が行われていると報じています。

'유기견 안락사 논란' 케어 사무실 등 9곳 압수수색…수사 본격화

これは先月中旬、韓国の反犬食運動とその動物の愛護活動を行っていた『caer』が、実は2015年以降数百頭に及ぶ犬などを殺処分した挙げ句、地方団体から保管所として委託される形でお金を貰っていたことに関して虚偽申告していた疑いがもたれています。他にもクラウドファンディングで集めたお金も横領していた疑惑がでるなどいくつか疑惑があります。参考:韓国の動物愛護団体「安楽死こそが最良の動物愛護活動」 : ZAPZAP!

記事によると先月31日行われた家宅捜索では午前10時から8時間に渡り実施されていたとしており、今月1日の時点で代表のパク・ソヨン氏からの聞き取りについては「春節(旧正月)前に実施される」とのことで既に行われたものと考えられます。


パク・ソヨン氏については先月18日の段階で、市民団体から組織的な殺処分を行っていたとして告発されたことで警察当局が捜査に乗り出していたとのことです。

動物愛護団体caerは韓国の食肉処理施設から犬を保護する運動の代表的な存在であり、過去には文在寅大統領に保護した犬を贈ったことでも知られていました。これまで殺処分された犬がいるのかその事実については「安楽死こそが最良の動物愛護活動だ」などと代表自ら記者会見の場で述べており事実として認めています

このパク・ソヨン氏は爆弾発言を行った記者会見の後、マスコミが嘘の内容を報じているなどとし「マスコミのフェイクニュース、歪曲された報道、噂、意図的に編集された報道によりcaerがこれまで行ってきた活動が損なわれている」などとし、法的に対応していくなどと強気の態度をみせています。ちなみに、この文章は自身のFacebookに掲載した文章で、殺処分については「動物のために必然的に安楽死を選択するしかなかった」などと主張を繰り返しています。