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先日、慶尚北道浦項沖50kmの日本海で発生したのはマグニチュード4.1の地震です。陸地では建物の外壁が崩れるなど被害がでたのですが、この地震について自然に発生した地震か、それとも掘削が原因による誘発地震か意見が別れていると報じられています。

韓国メディア『中央日報』によると今月10日韓国西部、慶尚北道浦項沖50km、深さ21kmで発生したマグニチュード4.1の地震について、2017年この地域で発生した観測史上2番目の大きさとなった浦項地震の余震か、それとも地熱発電所による誘発地震なのか意見が別れていると報じています。

자연지진 vs 유발지진...지진 이어지는 포항, 원인은?

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記事では韓国の気象庁によると2017年の浦項地震では余震が100回程度発生しているもののこの地震の余震ではなく、断層のずれ方も異なっており別の断層帯で発生したものであると判断し、新しい別の地震だとしています。
ただ、過去に発生した地震により別の断層に影響を与えることで今後地震が発生する可能性があると説明しています。

そもそもなぜ『誘発地震説』がでたのでしょうか。これは2017年に発生した浦項地震の発生原因が韓国初の地熱発電所『浦項地熱発電所』の掘削により誘発されたのではないかと言われているためです。この地震は浦項地熱発電所から僅か水平距離で500m、地下3~7kmで発生しており、当時地熱発電は行っていなかったもの掘削は地下4.3kmまで進んでおり注水も行われていたことが明らかになっています。
参考:韓国の地震、地熱発電が誘発させた疑いも : ZAPZAP!

2018年4月には科学紙『サイエンス』に掲載された論文では、浦項地震の地震に関して地震の震源が注水時間と地震の発生時刻が一致していたこと、注水地点と震源が一致していたこと、また震源が通常の地震よりも浅く、注水していた地点との深さが一致していたことを上げ、研究では誘発された地震であるという根拠が示されたとのことです。

同様にアメリカではシェールガス・オイルの掘削でも高圧の水を地盤に送り込んだことが原因で地震が多発していることが明らかになっており、オクラホマ州では掘削により地震が誘発されているとして施設にしたいて操業を停止する命令まで出されていたことがあります。

何れにしても今回の地震は陸地よりも50km離れており震源の深さも21kmのため自然由来の地震と判断に至ったのですが、前回の地震に比較的近い位置にあったことからこのような説が出ているということになりそうです。

日本ではマグニチュード4.1程度の地震が発生したとしても翌日には忘れ去られている程度の扱いなのですが、韓国では地震そのものが珍しく弱い地震であってもこのように大きく報じられることがあります。

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