image_172

今から何年か前に火星に人類を移住させるなどと発表したオランダのマーズワン。その営利団体であるマーズワン・ベンチャーズという企業が倒産したと報じられています。

アメリカの宇宙関連ニュースサイト、Spacenews.comによるとスイスに本社を置くマーズワン・ベンチャーズに関して今年に入ってから倒産していたという内容を掲載しています。

記事によるとマーズワン・ベンチャーズについては2019年1月15日にスイスの裁判所に破産申請をしたなどという内容が記載されており、マーズワンの創業者であるオランダの実業家バス・ランスドルプ氏らは破産したことを認めているもののメディアの取材には詳細は答えていないとのことです。

Mars One company goes bankrupt - SpaceNews.com

マーズワンは現在2つの組織から成り立っているとしており、1つが火星への恒久的な移住を目指す計画をしている非営利団体のマーズワン。そして今回倒産したと報じられたスポンサーシップや放送権を通じてこのマーズワンを支援しているマーズワン・ベンチャーズです。

設立者のランスドルプ氏によると「破産申請しているのは非営利団体のマーズワンではなく営利目的のマーズワン・ベンチャーズである」としておりマーズワン側には影響はないと強調しているとのこと。ただし、支援している企業が倒産したことで資金調達の影響は避けられないとのこと。


マーズワンについては2011年に設立され、以降大体的に移住希望者を集めその数は20万人に達したとされています。その後審査を行い100人まで絞り込み、最終的に4人を2025年に火星に送り込むという計画でした。移住者は2年ごとに4人ずつ増やしていく予定です。
しかし、この選考過程について2015年に100人に入った大学助教授が「詐欺」だと暴露しています。具体的に選考で行われた面接がインターネットのスカイプを利用したもので時間は僅か10分間程度だったとしており茶番だと判断しています。

その後もマーズワンポイントなどという制度があると暴露し、例えば100人に入った人物は国内のテレビや雑誌など取材を受けることになるのですが、取材で得たお金の75%をマーズワン側に寄付するよう求めていたとされています。

▼マーズワンが公開していた移住者の住居。ベースは宇宙船ですが重機が存在しない火星でどのようにして並べるのかは説明されていない。
マーズワンの計画
何れにしてもマーズワンの人類火星移住計画については科学的にも技術的にも胡散臭い内容が多く、特に科学者から当初から実現は不可能だという意見が多く寄せられていました。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!