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韓国の複数メディアによると今月20日、ヒュンダイ自動車がエンジンなどの欠陥を知りながら意図的に隠蔽していた疑惑を調査するため検察による強制捜査が実施されたと報じらています。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、ソウルに本社を置くヒュンダイ自動車の本社の品質本部に対して検察によると強制捜査が実施されたと報じています。同社の強制捜査は2年ぶりとしています。検察によると、本社に捜査官を送り車輌品質管理に関連する内部文章や電算資料を押収したとしています。

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記事によると、検察関係者は「国土交通省と市民団体が告発したヒュンダイ自動車のリコール規定違反事件と関連した疑いの有無を判断するため捜索を行った」としています。

今回の強制捜査は本社以外にも南陽研究所や生産工場など研究・開発および品質管理業務を担当していた部署に対し一斉に行われたとしています。市民団体であるソウルYMCA自動車安全センターが2017年4月にエンジンの欠陥を指摘し、ヒュンダイ自動車が欠陥を隠蔽した可能性があるとして同社のグループ会長などを告発していたそうです。

▼エンジンの欠陥が指摘された車種
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具体的にどのような疑惑がもたれているのかについては、2013年8月以前に生産された5つの車種に搭載されていたエンジンが始動関連に製造上の欠陥が発見され17万台がリコールされていたといいます。しかし、このリコールの対応は2010年から8年間にわたり欠陥を知っていたにもかかわらず、国土交通省が行っていた調査結果の発表が行われる直前に発表したことで、欠陥隠しを隠蔽する対応を行っていたという理由を上げています。そのため国交省はヒュンダイ自動車が意図的に隠蔽を行った疑いが排除できないとして検察に捜査を依頼したと報じています。

欠陥についてはエンジン以外にもエアバッグ、燃料ホース、パーキングブレーキ警告灯の不良など複数に及んでいるとしています。

*抄訳したものを掲載しています