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アメリカを中心に民間企業がロケットを開発し運用を行う事例が多くなっているのですが、一方中国ではOneSpaceという中国初という民間企業が今月末にも打ち上げを実施すると報じられています。

中国のポータルサイト『新浪网』によると、OneSpaceが開発したOS-Mロケットに関して組み立てや打ち上げに向けたシステムテストが完了し、打ち上げ前に実施するすべてのテストが完了し打ち上げの準備に入ったと報じています。

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現在のところ打ち上げは今月末としており正確な打ち上げに日時は発表されていないのですが、このロケットは酒泉衛星発射センターという中国北中部に位置する弾道ミサイルの発射などでも利用されている大型ロケット発射場で打ち上げが実施されるとしています。

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OneSpaceは2015年に設立された企業で、2018年5月にOS-X0というロケットを打ち上げ高度40kmに達していました。2018年9月には2号機となるOS-X1を打ち上げました。OS-Mロケットは見た感じでは液体燃料を使用する3段構成のロケットで過去の発表によると、国際宇宙ステーションが周回しているような地球低軌道へ200kgの人工衛星を投入可能としています。同ロケットはブースターを搭載する形で最大で505kgを打ち上げるロケットとして運用を考えているとのことです。

▼2018年9月に打ち上げられたOS-X1