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宇宙から地球へ絶えず大量の塵や隕石が落下し続けているのですが、昨年12月ベーリング海上空でこの隕石の落下に伴う大爆発が発生していたことが明らかになりました。この様子は宇宙から撮影されていたとのことです。

BBCによるとアメリカ航空宇宙局(NASA)が発表した内容として、昨年12月18日現地時間正午頃、宇宙から秒速32kmという猛スピードで地球に突入した隕石が海上26kmの上空で爆発していたと発表しました。落下した隕石は直径は11~12mで質量は1400トン程度だったと考えられています。

US detects huge meteor explosion - BBC News

今回発生した爆発の規模はTNT爆薬換算で173キロトンと考えられており、これは広島型原爆の約10倍ほどの規模となったとしています。

実はこの隕石落下についてはオックスフォード大学の気象学者サイモン・プラウド氏が日本の気象観測衛星『ひまわり』により観測されていたとしてTwitter上でその画像を公開しています。 宇宙から隕石の落下を観測するというのは極めて稀なケースとなったのですが、実は今回落下した隕石もかなりレアなものだったとBBCは報じています。

NASAによると、今回のような規模の隕石落下に関しては何回もあるわけではなく、100年のうちに2回から3回ある程度だといいます。例として過去30年で観測された隕石の中でも2番目に大きく、その最大となるのは今から6年前にロシアのチェリャビンスク上空で爆発した隕石になります。今回の爆発の規模はチェリャビンスク隕石の約40%程度だったと考えられています。

BBCによると、今回の爆発を初観測したのはベーリング海上空ということもあり人ではなくアメリカ軍の軍事衛星によるものだったとしており、予想では核爆発を観測する何らかの軍事衛星であったことは間違いありません。

今回は洋上ということで被害はゼロだったのですが、仮に人口密集地で爆発していたとなると地上ではかなりの被害が出ていたことが予想されます。NASAとしては2005年に2020年までに地球に接近する潜在的な驚異となる小惑星の9割を見つけ出すよう米議会から指示されていました。しかし、現時点でも30年以上時間がかかるとみられ、その隕石のサイズは140m規模となっていることから、少なくとも今回落下した隕石のような10mサイズのものは落下の予想どころか発見すらできないと考えられます。
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