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誰でも簡単に離着陸させることができ、本格的な空撮もできるドローン。1万円を切る値段から10万円を超す高価なものも存在しているのですが、韓国ではこの手のドローンに対して規制が強化されるとしており、特に空港付近で無許可で使用した場合は最大で100万ウォン(約10万円)の罰金が課される案が提出される報じられています。

韓国メディア『連合ニュース』によると今月2日、韓国の国土交通省は航空安全法施行令の一部改正案として、空港に比較的近い地点(管制空域)で許可なしに無人偵察機(ドローン)を飛行させた場合、1次違反(最初の摘発)では罰金を20万ウォンから100万ウォン(2万円から10万円)に引き上げる案になっているとしています。

공항 근처에서 허가 없이 드론 날리면 과태료 100만원 | 연합뉴스

『1次違反』となっているように2回目、3回目と摘発されるたびに罰金額が増額していき、記事によると、2回目の違反で150万ウォン(約15万円、現在は100万ウォン)3回目は現行どおりの200万(約20万円)の罰金が課されるとしています。

国交省の関係者の話として、「これとは別に意図的に空港にドローンを侵入させるなどし空港運営に障害を与えた場合は空港施設法に基づき2000万ウォンの罰金が課される法律がある」とし、空港の近くで飛行させた場合は航空機の離着陸が停止するなどした場合はより重い措置が講じられる場合があるとしています。

実際にドイツやイギリスなど各地の主要空港ではドローンにより旅客機の離着陸が中止となり滑走路が閉鎖されることが相次いでおり、韓国ではこのような事態に陥らないよう防止のため法律を強化したとしています。

もちろん、ドローンを韓国に持ち込みドローンを飛ばすような人はいないと思うのですが、日本でも当然同様の法律で飛行が禁止されいるので注意が必要です。具体的には『航空法』でドローンの飛行規制基準で空港であれば『空港周辺は飛行は禁止』という項目があり、これに違反した場合は50万円以下の罰金と定められています。