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アメリカの民間企業スペースXが打ち上げた世界最大の打ち上げ能力があるファルコンヘビーロケットに関して、海上に展開された無人船に着陸を果たしたものの荒波が理由で横転し海に沈んだと報じられています。

Space.comによるとスペースXの発表として、今月11日打ち上げられ宇宙に到達した後洋上の無人船に着艦したファルコンヘビーのコア・ロケットに関して垂直に立ったまま陸に向かっていたところ荒波が原因で横転し船から転落したと報じています。

SpaceX's Center Core Booster for Falcon Heavy Rocket Is Lost at Sea | Space

この発表はスペースXからロケットが打ち上げられた翌日15日に発表されていたもので、帰還したロケットを載せた無人船は大西洋沖合からカナベラル港へ帰還していたものの、8~10フィート(2.4~3m)の高さの波が洋上で発生したことで、結果的にセンターコアを帰還させることに失敗したと発表しました。

スペースXは同じく方法で回収されるファルコン9ロケット打ち上げに関しても洋上に同じ無人船を展開しロケットを回収するということが行われています。着艦が初めて成功するまでに姿勢を崩し横転する失敗は何回も発生していたのですが、着艦後に港に戻る過程で横転したケースは今回が初めてになります。

▼ファルコン9における洋上回収(早送り)


▼ファルコン9ロケットの第一段ロケット(ファルコンヘビーのコアロケットと見た目やサイズは同じ)


今回横転したファルコンヘビーのコア・ロケットは全長は42.6m、幅は3.66mあり、その下部に4本の足を展開することで着艦が実施されます。42.6mという高さは一般的に14回建てマンションとほぼ同じ高さになり、展開される足もそれほど大きなものではないため船が揺れると横転する可能性は高くなります。

無人回収船については揺れを抑えるシステムは搭載されているという内容を目にしたことはあったのですが、これまでも回収したブースターが揺れる船に合わせてズルズルとずれるような映像も撮影されており、2.4~3mの波の高さで横転してしまうというのはスペースXとしては想定内だった可能性があります。

今後、同じくブルー・オリジンも洋上に展開した船で回収を行う予定を発表しており、こちらはより大型の船を展開する予定で波に対する影響は少なくなると考えられるのですが、それでも揺れを抑える船の開発が求められるものと考えられます。

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