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2017年に進水し配備を目指し試験が続けられている旧ソ連製のヴァリャーグをベースにした中国初の国産空母『001A型航空母艦(Type 001A)』に関して、先日5回目となる試験航行が実施されたと報じられています。今回は貴重な内部の写真も紹介していきます。

网易新闻によると、詳しい日時は不明なのですが今月(23日より前)、中国初の国産空母001A型航空母艦(Type 001A)に関して5度目の試験航海がされたと報じています。また合わせてこれまでほとんど報じられることはなかった艦艇内部の写真も数枚掲載されています。

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Photo:网易新闻
001A型航空母艦は2013年11月に起工し2017年4月に進水。2018年5月13日に初の試験航海を実施しています。この空母は中国で生産されたことは間違いないものの、設計のベースとなっているのは旧ソ連が建造しソ連崩壊後ウクライナに渡ったヴァリャーグという航空母艦です。

その後、中国のペーパーカンパニーが海上カジノにするという目的で未完成のヴァリャーグを購入。カジノに改装されることはなく、現在航空母艦(訓練空母)『遼寧』として中国海軍に配備されています。したがって遼寧と国産空母となった001A空母の見た目はほぼ同じ形状となっています。

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Photo:网易新闻
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Photo:网易新闻
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Photo:网易新闻
中国では既に国産2隻目の空母にも着手しており、こちらにはアメリカ海軍の空母のような蒸気式もしくは電磁カタパルトが搭載されると言われています。