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病気や精神的な理由、その他にも様々な理由で自分で命を絶つ人はでてしまうのですが、昨年アメリカで自殺により死亡した人数は2012年以降最悪レベルになった可能性があると報じられています。また自殺者数については一部が非公開になっていたとのことです。

中国メディアによるとアメリカのBusiness Insiderが2019年1月末に発表した内容によると、2018年第四半期における米軍兵士の自殺率を非公開にしたところか、国防省は軍に対して年末の統計を非公開にするよう要求していたなどと報じています。

自杀者太多 美陆军停止公布“令人不安”数据_军事_环球网

記事によると、1月末に明らかになっているデータとして、2018年10月1日時点におけるアメリカ軍人の自殺者は合計で286人に達していたとしています。内訳は海兵隊が57人、海軍が68人、空軍が58人、陸軍が103人でした。この数は2017年に任務中に戦死した兵士の総数に相当しているといいます。
その上で、明らかになっているという陸軍の第4四半期の自殺データと組み合わせると合計は2012年の321人の記録に近いか超えていた可能性もあると指摘しています。

また、ミリタリータイムズによると特に海兵隊の自殺率は2017年と比較した場合2018年は25%も増加しており、2001年以降最も高くなったと指摘。また2013年におけるアメリカ海軍兵士10万人における自殺率は10万人あたり12.7人だったものの、2018年は10万人あたり20人に達していたとのしています。


米軍でいったい何が起こっているのか。とある米軍関係者によると自殺率の増加はアメリカが介入している戦闘によって植え付けられた心理的トラウマが原因にあるのではないかとみており、例えばアメリカ軍がイラクやアフガニスタンに大量に派遣された時では自殺率が急上昇していたといいます。しかし、現在は多くの兵士が国に帰還しているものの自殺率は依然として高いままだとしており、高い自殺率は実戦のトラウマが原因ではないかと指摘しています。

また米国防総省は2018年9月に自殺予防月間として対策を講じていたもの特に目立った効果は示されなかったとしています。

(元の記事は2019年2月時点のもので内容に一部誤りがある可能性があります)