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実用型大型ステルス爆撃機として唯一アメリカが実戦配備しているB-2 スピリット。これに関して中国の軍事作家は高解像度の人工衛星で追跡すれば光学的に早期発見することができるため「旧式戦闘機でも迎撃することは可能だ」などと主張していると報じられています。

2019年4月18日、米華字メディア・多維新聞は米国のB-2ステルス戦闘機について「発見さえできれば、すでに退役した古いJ-6戦闘機でも撃墜できる」とする文章を掲載した。文章の著者は中国の軍事作家「科羅廖夫」氏。

文章は「理論上、高度なステルス能力を持つB-2戦略爆撃機はほぼ撃墜が不可能である。現在理論上でB-2Aを撃墜できる可能性を持っているのはロシアと中国だけだ」とした。

Record China
レーダーにはほとんど探知されることがないためその手の軍事兵器では発見することも撃ち落とすこともできないというステルス機。その機体に関して中国の軍事作家という科羅廖夫氏は「レーダーでの発見が難しいのなら、高解像度の衛星を使って見つければいいという人がいる」とし、宇宙から光学的にその移動経路などを発見・追跡・伝送できれば旧式の戦闘機J-6でも迎撃することは可能だと主張しています。
またB-2は赤外線誘導のミサイルも交わす性能があると言われており、接近して機関砲で直接落とすことができる可能性が高いなどと主張しています。


いろいろツッコミどころが多いのでが、まずB-2が基地から夜間離陸した場合、そもそも宇宙から発見することができるのか、また真っ黒な機体を追跡し続けることができるのかは不明です。仮に発見できたとして迎撃に向かう中国の旧式戦闘機がB-2に接近できる可能性がそもそもゼロである可能性があり、F-35やF-22が護衛についた場合、接近する前に逆に返り討ちに合うのは必死です。

なぜ素人でも突っ込まれそうな非現実的な話をいかにも「迎撃は可能である」という方向で主張してしまうのか理解に苦しむところですが、この内容に関して日本のネット上では「妄想小説家かな?」「雲に入ったらお手上げじゃね?」などというコメントが多く寄せられていました。