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ロケットの中で最も高価なエンジン。このエンジンに関して大手エアロジェット・ロケットダインは次世代ロケットエンジンとして3Dプリンタで作ったロケットのテストしたと報じられています。

NextBigFuture.comによると、エアロジェット・ロケットダインは現在開発中のRL10C-Xという第二段目以降に搭載する新型エンジンの初期燃焼試験を実施しこれに成功しています。テストされたエンジンは主要パーツは3Dプリンタで製造されたもの。

Aerojet Rocketdyne Makes Progress on Next Generation Engine Using 3-D Printed Parts – NextBigFuture.com



記事によるとこのエンジンは飛行に近い状態のテストになったとしており、実際に搭載された場合に期待通り動作する一連のデータが得られたとしています。また同社によると3Dプリンタで作れた部品はマイナス252度からプラス2760度を超える範囲での高圧環境下でも耐える強度があるとのことです。

RL10C-Xについてはいまのところ採用が決まっているロケットは無いとしているのですが、従来エンジンに比べ生産時間は35~50%削減できる他、1基あたりのコストも25~35%ほど削減することができるとのこと。


▼RL-10A
RL-10A

RL10C-XはRL-10(RL-10A)というロケットエンジンの派生型です。調べてみると非常に歴史のあるエンジンとなっており、アメリカ国内では初の液体水素燃料のエンジンであり1963年に初打ち上げが実施されました。実際にサターンIロケットやアトラス、タイタンというロケットにも採用されていたといいます。
その後、RL-10BそしてRL-10Cというモデルそれぞれ開発されそれぞれの発展型が登場。現在開発されている最新型がRL10C-Xになります。

エアロジェット・ロケットダインは有名なメーカーなのですが、最近アトラスロケットの後継機となるヴァルカンロケットに同社製のエンジンの搭載を目指していたものの、新興企業であるアマゾンのCEOが設立したブルー・オリジン製のエンジンが採用を奪われるなど問題が発生していたことでも有名になっていました。
ブルー・オリジン製のエンジンにも同じく3Dプリンタが使用されており、現在開発されている次世代ロケットに3Dプリンタを使用するというのは技術的に当たり前の時代になっています。
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