Thermal Energy Device

時計からスマホ、デジカメ、そして車。ありとあらゆる電子機器に搭載されているのは蓄電池です。巨大なものでは水力発電所(揚水)が水蓄電池と判断されることもあるのですが、オーストラリアの『CCT エナジストレージ』という企業が熱を蓄電池として使うという熱蓄電池を今年販売すると発表しています。

スポンサーリンク
CCTエネジーストレージは先月、自社のホームページ TED(サーマル エナジー デバイス)といういわゆる熱蓄電池という熱から電気取り出すことができる世界初の実用型として今後生産・販売していくと発表しています。同社によると今年、少なくと10台のTEDを顧客に供給するとしており、2020年までに生産量は200台以上に達すると主張しています。

World’s first thermal battery launched in SA - CCT Energy Storage

TEDはどのような方法で蓄電池として利用されるのでしょうか。同社によるとTEDに入力するのは熱ではなく普通の電気エネルギーで、通常のバッテリーと同じように電力を受け入れることができ、蓄電池内で熱に変換して蓄えることができるとしています。
問題は蓄電効率なのですが同社によると、車などに搭載されている鉛バッテリーよりも12倍以上の密度で蓄電することが可能であり、必要な時に必要な量だけ電力を出力することができるとしています。またTEDは最も安価で環境に優しい代替電源で世界のエネルギー市場を変える力を持っていると説明しています。

再生可能エネルギーが普及する一方で安定供給するという目的で将来大量の蓄電池を電力網に設置する必要性があると言われています。同社によるとTEDは5kWの小規模な施設から数百メガワットの瞬間的な電力を必要とする施設まで使用することができるとしています。またTEDは充電と放電を同時に使用することができる利点もあり多くの商業施設で導入可能だとしています。

近年、災害が相次ぐ一方でありと高性能な電子機器はそもそも電気がなければ動かすことができない脆弱性が存在します。このような蓄電池は結局のところ電力を外部から入力しなければ使う事ができないという欠点があるものの、迅速に展開できるという能力があるため今後面で利用価値が出てくるものと考えられます。
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!