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近年世界中で開発が進められている新兵器としてレーザー兵器があります。これはSF映画で表現される蛍光色のレーザーとは異なるのですが、ロールス・ロイスは小型トラックに搭載可能で300kWの電力を作れるパワーシステムの開発に成功したとしています。

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今月9日、ロールスロイスは同社の技術部門『LibertyWorks』がレーザー兵器を戦場で使用するために必要なハイブリッドパワーシステムを発表しました。記事によると、開発されたのは100kWのレーザー兵器に電力を供給可能な電力と熱管理システムだといいます。

Rolls-Royce unveils hybrid power system for laser weapons

このシステムはOH-58 カイオワなどのヘリコプターで運用されているターボシャフト・ターボプロップエンジン『M250(T63)』を流用したもので、このエンジンは300kWの電力と200kWの熱管理能力があるといいます。システム全体ではこのエンジンを搭載し加えてバッテリーを搭載することでレーザー兵器に電力を供給することが可能なハイブリッドシステムとして運用可能としています。

アリソン モデル 250(アリソン・エンジンは1995年にイギリスのロールス・ロイス・ホールディングスに買収され、同社の子会社となった)
アリソン モデル 250

仮にこのシステムをレーザー兵器用の電源として使用した場合どのような使われ方がするのでしょうか。ロールス・ロイスによると、エンジンに関しては常に運転させておく必要はないとしており、レーザーの使用でバッテリーを消耗した場合や必要に応じて切り替えることでターボシャフトエンジンを可動させることで電力を作り出すことができるとのこと。
また当然エンジンが動いているときはバッテリーをチャージすることができるとしています。エンジンが動いている限りはレーザーを無限に打ち続けることができるとのこと。


このシステムは車輌に収まるくらい小型がに作られており、将来的には航空機にも収めることができるほと小型化したものを開発していきたいとしています。また現時点でこのシステムの試験は行われていないものの早ければ今年の5月末から6月にかけて実施していくとしています。

レーザー兵器に関しては10kW程度のものからより大型・長距離のターゲットに対して攻撃能力のあるものが開発されています。具体的には100kW程度の出力では迫撃砲や一般的なドローン(比較的小型の無人偵察機)を射程3km以内で迎撃することが可能な出力とされています。
従って、例えばこの手の兵器を基地に設置することでテロリストが使用するようなドローンや安価な兵器から基地を防衛することができたり、戦場ではドローンを使った攻撃から味方を守るという運用方法が考えられます。
レーザー兵器の運用は運用コストが安価な一方で、従来の弾やミサイルを使う兵器よりも威力が低く、高出力になればなるほど輸送が困難になるほど装置が大型になるという欠点があります。

*抄訳したものを掲載しています
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