image_153

中東の産油国イラン。イランといえば最近アメリカとの関係悪化で開戦間近という雰囲気が伝えられているのですが、そんな反米国家イランで最近、配備していた米製戦闘機が墜落する事故があったと伝えられています。

アメリカの非営利団体が運営する航空事故集計サイトASNによると、今月14日イランのイスファハーン空軍基地でF-14というアメリカで生産された機種が墜落しパイロットが緊急脱出するという事故が発生していたと報じています。

이란 전투기 추락 침묵 뒤엔···미국 무기로 미국과 싸우는 역설

この事態に関して海外メディアでは一部伝えられていたもののイラン政府は特に反応することもなく沈黙を続けているとのことです。その理由としてイランの政治に原因にあるのではないかとしています。

▼イランのF-14トムキャット


イランはかつて隣国イラクがソビエトの武器を大量購入したのとは対象的に当時親米国家だったイラクにはアメリカ及び西側諸国によりサポートが行われ米製や西側の軍事兵器が多く輸出されました。その一つがアメリカ以外配備されたことはなかったアメリカ海軍の空母艦載機F-14 トムキャットです。

イランに輸出されたF-14は1974年から1979年までで合計79機。しかし1979年のイスラム革命後に一転し反米国家に様変わりしたことを機に必要な部品の調達は一切行われておらず、イランに対しては制裁が加えられるなどしており、現在では何かあれば開戦という一触即発の状態となっています。


そんな西側からイランにもたらされた戦車を始め数々の兵器はいったいどのくらい実戦配備されているのか。記事によると、現在運用されちるF-14に関しては12機から最大でも40機と考えられています。アメリカからの技術的なサポートも打ち切られて以降、運用しているミサイルについては2013年にAIM-54Aを改良したパークールというミサイルを開発。イランによると射程は15%ほど延長し、かつ軽量であるなどと説明しています。