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宇宙から飛来する大小様々な隕石。中には地球上の多くの生物を根絶やしにするほど巨大なものが落下した例も確認されているのですが、一方でこの隕石落下が原因で作られた可能性が高いガラスがツタンカーメン王の墓から発見されていたのはご存知でしょうか

オーストラリアのカーティン大学の地質学者によると、これまでツタンカーメン王の墓の副葬品として発見された数々のお宝の中に『ツタンカーメンの胸飾り』があり中央に付けられている黄色スカラベがについて、元となったガラスがどのようにして作られたのかいくつか説があるのですが、今回2900万年前に地上に落下したと考えられている隕石がにより作られた可能性がた高いという研究内容を発表しました。

This Yellow Egyptian Glass Was Forged by a Meteorite Impact 29 Million Years Ago | Space

▼ツタンカーメンの胸飾り
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研究者によると、このリビアングラスと呼ばれているこのガラスについて小惑星が空中で爆発したことによる衝撃で作られたのか、それとも地上に落下したことによる隕石が原因で作られたのか突き止める必要があったといいます。

そこで高倍率の走査型電子顕微鏡で観察したところ、リビアングラスからはジルコン結晶という構造が確認することができたといいます。レイダイトとよばれる小惑星が地上に落下すること(隕石)により発生する超高圧環境下でのみ形成される特殊な鉱物が含まれていたことがそれを証明しているとのことです。
従って、このような構造は小惑星が空中で炸裂するような圧力では少なくとも作られないことから隕石が落下したことにより作られたことを裏付けるとしています。

▼黄色が特徴的なリビアングラス
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なぜリビアングラスがどのようにして作られたのかわからなかったのか、実は隕石の落下により作られたクレーターが発見されたのはそれほど昔ではないらしく、現在も火成岩などの溶けた噴出物により作られたという説など複数の説があるといいます。しかし、近年クレーターが発見されたことなどから隕石衝突により生成されたという説が有力しされつつありあるとのことです。
リビアングラスは文字通りリビア砂漠発見されるもので数十kmの範囲で採取されるとのことです。

ちなみに、1922年にこの胸飾りが発見されて以降いったいどのようにしてガラスが作られたのか議論が絶えなかったといい、ほぼ確実と考えられる結論に至るまで1世紀近い年月がかかってしまったということになりそうです。

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