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旋回しながら低空飛行で通過するレッドブル・エアレースに関して、主催者のレッド・ブルは今季限りで終了すると公式発表がありました。ここ最近、テレビ等でも目にすることは多かったのですがなぜ突然の終了となったのでしょうか。

レッド・ブルの公式発表によると『レッドブル・エアレース ワールドチャンピオンシップ』(以下:レッドブル・エアレース)について2019年シーズンをもってレースの開催を終了すると発表しており、今後実施されるエアレースの規模も縮小するとのことです。



レッドブル・エアレースの今後の日程としては6月15~16日にロシアのカザンで、7月にハンガリー、そして9月に日本の横浜でレースが実施されるのですが、この9月の日本でのイベントを最後に終了するということになります。

レッドブルによると、「2003年にレースが開始されて以降90以上のレースが実施され世界中の優れたパイロットによる低空での高速飛行での競技を行う場を設けることができた」とし「同社が企画する他の多くのイベントと同様に外部の関心を引く事ができなかった」としています。また最後に「エアレースに参加したパイロット・チーム・パートナー、そして開催都市、携わったレッドブル従業員に感謝する」と短く締めくくっています。

レッドブル・エアレースというと日本は室屋義秀選手の活躍が話題となりどのような競技なのか何となくイメージすることができると思います。ただ、推測では航空機が飛び交うということで、規制や周辺海域の封鎖なども行わなければならないと考えられ、スケボーなどの他の大会に比べると遥かに規模が大きく、開催可能な都市が限られるという背景もあった可能性もあります。

この手の航空機が低速で飛び交うレースというのは他にはないと考えられ貴重な場が失われるといのは非常に残念なのですが、最後のレースは日本で実施されるとのことで興味のある方は二度と見ることはできないと考えられるレースを観戦してみてはいかがでしょうか。