銀河

宇宙全体の質量の実に85%を占めているとされているのは現在の技術では見ることも観測することもできな暗黒物資(ダークマター)です。この暗黒物資は銀河の構成にも非常に重要な意味あがるとされています。一方、暗黒物資が存在しないという謎の銀河が確認されていたのですがその原因が最近解明されたと報じられています。

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私達の太陽系が位置する天の川銀河、そしてお隣のアンドロメダ銀河は回転している一方でその回転速度が速すぎるため本来であれば星の集団を形成することができずバラバラになってしまうと言われています。これを食い止めているのが観測不可能で重量を持った暗黒物資の存在です。

Researchers solve mystery of the galaxy with no dark matter

従って『暗黒物資が存在しない=銀河は維持することができない』ということになるのですが、実は地球から見てくじら座の方向、天の川銀河のはるか向こうの地球から約6500万光年離れたところにある『NGC 1052–DF2』という銀河には暗黒物資が存在しないと発表された2018年3月以降話題になっていました。

何故NGC 1052–DF2に暗黒物資が存在しないと観測されたのか。これはイェール大学の研究者がNGC 1052–DF2を取り巻く10の小さい銀河『球状星団』の運動速度から銀河全体の質量を計算する方法がとられ、予想される暗黒物資の量が1/400程度しか存在しない(実質暗黒物資が存在しない)という観測結果が導き出されました。

しかし、スペイン・カナリア天体物理研究(IAC)の研究者グループが詳しく調査した結果、計算に使われるであろう極めて重要な数値に大きな誤差が生じていたことが明らかになりました。それは銀河の距離です。

2018年に測定された銀河の距離は地球から約6500万光年とされていたものの、正しくは約4200万光年だったことが判明。そこから数式に当てはめた結果、暗黒物資を含む銀河全体の総質量はこれまでの半分程度しかなく観測可能な星々の質量も1/4程度しかなかったことがわかったそうです。したがって通常の銀河と同じように多くの暗黒物資が含まれていることが示唆されたとしています。

2018年に発表された地球と当該銀河との距離の算出について10の球状星団だけでは不十分ではないかという指摘もされていたとのことで、結果的に雑な算出が原因で暗黒物資が存在しない銀河が存在するという問題を引き起こしたということになりました。
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