image_201

日本を始めアメリカやロシア、ESAなど複数の国で運用されている国際宇宙ステーション。これに関してNASAは早ければ2020年にも開放し、宇宙での製造、マーケティング、広告などの営利活動を許可する方針を発表しました。

Space.comによるとアメリカ現地時間7日、NASAはこれまで行っていなかった国際宇宙ステーションに関して一般人の滞在を許可するという発表を行いました。打ち上げに関しては現在アメリカで開発が進んでいるボーイングの宇宙船スターライナー、もしくはスペースXのクルードラゴンで行うとしています。

NASA: The International Space Station Is Open for Business in Orbit | Space

具体的にどのような飛行になるのでしょうか。まず、国際宇宙ステーションに滞在できる日数については最大で30日です。これを1年間で2回実施します。費用としては1泊あたり約3万5000ドル、日本円で約380万円です。これとは別に打ち上げ費用が別途請求され5800万ドル、約62億円が必要だとしています。
62億円というとんでもない額については現在国際宇宙ステーションへ人員打ち上げを唯一行っているロシアについては現在1人あたり80億円程度取っているなどと言われており、これと比較すると随分と安くなっています。

▼スペースXのクルードラゴン(CG)
b81b87f5

もちろんお金を払えば誰でも行けるのではなく、宇宙飛行の資格があることを証明するためNASAが設ける厳しい宇宙飛行士訓練を受ける必要があるといいます。これら費用については今回発表された費用に含まれているのかは不明なのですが予想では打ち上げ費用にこれが入ってるのではないかと考えられます。

なぜNASAは今頃になってから国際宇宙ステーションへの民間人の滞在を許可したのか。記事によるとNASAとしては現在2024年に実施を目指す月面への有人着陸計画に力を入れており、20年目を迎え老朽化している国際宇宙ステーションをただ閉鎖するのではなく地球低軌道の経済発展を刺激しつつ2024年の月面着陸に必要な技術を提供する場としても民間部門への移行を考えたとしています。NASAによるとこのような民間への開放を行うことでNASAとしては月面着陸を成功させるためのリソースをより多く月に向けることができるとしています。

NASAの発表を読む限りでは経歴や職業などは一切考慮されず、民間宇宙飛行士になりたいのであれば誰でも応募はできるとしています。ただし、具体的な規制はFAAの規制要件を満たす必要があるとしており、アメリカ国籍を持っていなければならないなどの条件までは記載されていません。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!