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アメリカの民間企業、スペースXが運用するファルコン9ロケットに関して先日、打ち上げに使用した第1段目が霧の中で着陸を行うという回収が始まって以来、視界ゼロの環境で初めての着陸が実施されたと報じられています。

現地時間12日、太平洋に面するカリフォルニア州のバンデンベルク空軍基地でカナダの人工衛星を載せたファルコン9ロケットが打ち上げられ約8分後、視界がほぼゼロのなかロケットの第1段目の着陸に成功したと報じられています。

Used SpaceX Rocket Launches 3 Radarsat Satellites, Aces Foggy Landing | Space


こちらが打ち上げの映像です。打ち上げの時点で濃霧が立ち込めているのですが離陸したのは現地時間14時17分。その後第1段目を上空で切り離しその後発射場に帰還する軌道に入り、『LZ-4』という発射場から400m離れた着陸パッドに着陸しました。

スペースXのファルコン9は世界で運用されているロケットのなかで唯一第1段ロケットの回収、整備、再打ち上げを行っているリサイクルロケットです。着陸については陸上への着陸と洋上に展開した船への着艦の2通りがあります。

陸上着陸の場合、地球を周回せず発射場に戻る必要があるため海上着艦に比べて多くの燃料を消費します。従って打ち上げる人工衛星の質量が軽い場合や地球低軌道に衛星を投入する場合にのみ行われています。
陸上回収のメリットとしては回収のために船を派遣する必要がなく海風による機体への腐食が抑えられることです。これにより迅速に回収が行えリサイクルにかかるコストが抑えられるという特徴があります。

▼ファルコン9における陸上回収の軌道例(東海岸モデル)
ファルコン9地上帰還軌道

スペースXによる陸上への着陸は今回で15回となり同基地での着陸は2回目となりました。残りの13回については大西洋に面するフロリダ州からの発射です。
バンデンベルク空軍基地の発射台については着陸パッドから430mしか離れておらずフロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地の数マイルと比較すると接近しており失敗した場合は発射台を含め周辺施設に被害を与える可能性がゼロではないとしており、安全性の面からケープカナベラル空軍基地での打ち上げが選択されていたとのことです。もちろん着陸船を大西洋上に展開することができるため東海岸からの打ち上げというのはメリットが他にも多いのも理由に挙げられると考えられます。

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