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人によって好みが異なる冷房の強さ。女性はどちらかというと冷房は弱いほうがいい、男性は強いほうがいいという場合が多い気がしますが一方、中国の地下鉄では世界的にも非常に珍しいと冷房の強さを選べる列車の運行が始まったと報じられています。

中国共産党中央委員会の機関紙『人民網』によると、北京地下鉄6号線はサービス品質のさらなる向上を目指し冷房が強い車輌と弱い車輌の2つに分け運行することを始めたと報じています。

车厢内冷热可自选 北京地铁6号线尝试“同车不同温”--图片频道--人民网

記事によると、先頭から16番目までのドアの列車に乗り込むと強冷房となっており、残りの17~32番目のドアの列車に乗り込むと弱く設定されているとのことで、プラットフォームにはそれが分かりやすく『強冷房』『弱冷房』のそれぞれを示すサインが付けられたとのこと。

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何故このようなサービスを始めたのか。理由は乗客から冷房の強さについて意見が寄せられていたとしており、「強すぎる」と訴える乗客が比較的多かったものの一方で「弱すぎる」と主張する乗客もいたとしています。

ちなみに設定温度は強冷房列車で室温が25度を保つように設定され、弱冷房列車で27度に設定されているとのこと。当面は6号線でのみこのサービスを実施し将来的には他の路線でもサービスを展開していきたいとしています。