ティーガーデン星系_1

系外惑星をを探索する国際プロジェクト『カルメネス』の研究チームは学術誌Astronomy & Astrophysicsに液体の水が存在可能なハビタブル・ゾーンを公転する地球とほぼ同じ質量の惑星を発見したと論文を発表したと報じられています。

今回発見された惑星は地球から見ておひつじ座の方角、太陽系から約12.5光年離れた天の川銀河にある系外惑星で観測の結果、生命が誕生するのに適した環境と考えられている天文学上の領域『ハビタブル・ゾーン』を公転している可能性が高いことがわかりました。

発見した天体は恒星『ティーガーデン』を公転する惑星『ティーガーデンb』および『ティーガーデンc』と名付けられた天体で観測の結果、ティーガーデンbは地表の温度が0~50度、平均で28度前後と地球よりも若干温暖な環境の可能性があるとしており、cは地表の温度が平均で-47℃と火星に似た天体である可能性が示されているとのこと。

実に3年に渡り観測を行い集められた観測データから導き出されたもので少なくとも天体が存在していることは間違いないとしています。

▼地球から見た太陽とティーガーデンb・cから見た恒星ティーガーデンaの想像図
ティーガーデン星系

具体的にティーガーデン星系はどのような規模になっているのでしょうか。まず主星で恒星のティーガーデンaは太陽よりも遥かに小型で質量は太陽のわずか9%半径も11%しかなくその大きさはまるで太陽系の木星とほぼ同じです。
年齢は80億年と推定されており太陽の46億年よりも年老いた惑星なのですが、赤色矮星という極めて寿命の長い恒星であり、仮にティーガーデンbおよびcに何らかの生命が存在していたのであれば十分な進化を遂げている可能性があります。もちろんこの天体からは少なくとも電波などはでていないと考えられ私達人類のような高度な知的生命体は存在していないと考えられます。

この木星サイズの恒星を衛星のように周回しているのはティーガーデンbおよびcです。ティーガーデンbは質量が地球の1.05倍とほぼ同じ。恒星から0.025AUの距離(地球と太陽との距離が1AU)を4.9日周期で公転していることが明らかになっています。またcは地球質量の1.11倍で恒星から0.044AUの距離を11.4日で恒星を公転しています。

ちなみに地球類似指数という地球を『1』としてどれだけ地球に類似しているかを特徴づけるために提案された指標があるのですが、ティーガーデンbは火星の0.797を超える『0.95』となっており、これまで人類が発見した惑星の中で最も高くなっているとのことです。

参考:NATIONAL GEOGRAPHIC

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