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アメリカ航空宇宙(NASA)によると火星で探査を続けている大型の無人探査車キュリオシティによる観測として先日、過去最高濃度のメタンを検出したと発表しました。メタンは地球上では微生物の存在を示すものにもなっているのですが、詳しい原因は明らかになっていないとのことです。

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現地時間23日、NASAの発表として火星サンプル分析装置(Sample Analysis at Mars:SAM)を用いて量として体積濃度21ppbV(1ppbVは体積比10億分の1)という高濃度のメタンを検出したと発表しました。非常に微量であることはこの数値からも認識することができるのですが、通常の量の実に30倍に達するとしています。

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このようなメタンは地球上では微生物の存在を示している可能性があり生物がそこに存在している可能性を示唆するものになる一方で、岩石と水が反応することでも生成されることがあるとしています。これに関して米メリーランド州にあるNASAのSAM主任ポール・マハフィ氏は「現在の観測では、メタンの発生源は生物由来なのか地質学的なものなのか、あるいは古い時代のものなのか現在のものなのかも分からない」と述べています。

▼今年6月18日撮影されたティールリッジと呼ばれるもの
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キュリオシティに搭載された同機器の観測によると2013年6月、13年の末から2014年の初旬にメタンの増加が確認されその量は6~7ppbVだったとしています。2013年6月の急上昇については欧州宇宙機関(ESA)の無人周回機トレース・ガス・オービターによる観測でもメタンが検出されたものの13~14年にかけてのメタンについては観測されなかったとしています。

火星地上と火星軌道からの観測は必ずしも一致するものではないとしているのですが、今回の急上昇確認を受けて新たな実験を計画しているとしており、トレース・ガス・オービターの観測結果と比較することでメタンの発生源やメタンが火星の大気でどれだけ維持できるのかを理解することに役立つ可能性があるとしています。
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